多数のアーティストの軽いレビュー
今回は松任谷由美スペシャルその2ということで、残りの2000年代から紹介していなかったアルバムを紹介しようと思う。
紹介したユーミンの簡素レビューはこちらに・・・
karonsenpai0912.hatenablog.com
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単曲と総合評価で分け、評価(C,B,A,S)とし、場合により(+,−)を付ける場合があるのでご了承願いたい。
それでは早速やっていこうと思う。
また、カテゴリーに簡素レビューがあるため、他のが気になる方はそちらへ...
acacia[アケイシャ]
- Age of innocence (B+)
- 哀しみをください (A)
- 110°F (B)
- リアリティ (B)
- MIDNIGHT RUN (A)
- acacia[アカシア] (S)
- Summer Junction (B)
- TWINS (A)
- Song For Bride (A)
- Lundi (B+)
- So long long ago (B)
- 幸せになるために (B+)
- 7 TRUTHS 7 LIES ~ ヴァージンロードの彼方で (A+)
- PARTNERSHIP [after] (A)
【総評】(A)
【コメント】
タイアップ時期にリアルで音楽から離れていたため、全く触れてこなかった。しかし、当時はまるで呪いのようにヒットしなかった。
音楽としてはこれ以上ないぐらいユーミンの中では傑作。先述で何回も言っているが音楽の攻めは面白い。期待を確実に応えてくれる。
Wings of Winter, Shades of Summer
- Bonne annee (B+)
- Wings of Winter (B)
- Northern Lights (B+)
- ただわけもなく (A)
- Rodeo (A)
- 雪月花 (S)
- Painting the sea (B)
【総評】 (A)
【コメント】
『SURF & SNOW』の次作として作られたが、不景気の風に追いやられ頓挫。しかしその作品の次作として受け取られたために、地味な作品として浸透していた。(リアルタイムではないものの、当時子供ながらでもユーミンの名前は聞かなくなっていた。)
だが、この落ち着きが妙に心地よく、シングルカットされた『雪月花』は名曲。どれもメロディーはトップクラス。今の時代や前だったら間違いなく評価されていたはずだ。
Yuming Compositions: FACES
- オーシャン・ブルー - ocean version (A)
- 日付変更線 (B)
- 雨音はショパンの調べ (A+)
- 瞳はダイアモンド (A)
- あの頃のまま (B)
- 「いちご白書」をもう一度 (B+)
- Woman "Wの悲劇" より (B)
- やさしさに包まれたなら (A+)
- 星のクライマー (S)
- ベルベット・イースター - beyond 30years (A)
【総評】(A)
【コメント】
セルフカバー集。荒井由実や呉田軽穂時代の音楽などで、無論だが完成度は高い。今回はセルフカバーとしてどうだったかを単曲で評価した。
個人的にはちょっと期待していた分『Woman "Wの悲劇" より』はちょいと残念だったかなと。アレンジが松任谷正隆ではなかったのも原因なのかと考えられる。
VIVA! 6×7
- -prologue- (省略)
- 太陽の逃亡者 (A)
- 恋の苦さとため息と (B+)
- Choco-language (B+)
- 水槽のJellyfish (B)
- 灯りを探して (B+)
- 永遠が見える日 (B+)
- Summertime (B)
- ひまわりがある風景 (A+)
- Invisivle Strings (B)
- 霧の中の影 (A)
【総評】(A)
【コメント】
夏のゴージャス感を味わえるアルバム。ORIGINAL LOVEの田島貴男とのデュエットなどトピックはあるが全体的にはゴージャスと言えども地味。しかし、新しいことをしているよりもずっと、こっちの方が安定感があるのは事実であり、寧ろ確かな復調である。
A GIRLIN SUMMER
- Blue Planet (B+)
- 海に来て (A+)
- 哀しみのルート16 (B+)
- もうここには何もない (B+)
- あなたに届くように (B)
- Many is the time (B+)
- 虹の下のどしゃ降りで (A+)
- Escape (A)
- Forgiveness (B+)
- ついてゆくわ (A)
- 時空のダンス (B+)
- Smile Again - Yuming Version (A)
【総評】(A+)
【コメント】
曇天でまるで孤独さえも感じてしまうような圧倒的な切なさ。明るい曲もあるが、それでも何故か切なくなってしまうのは最初と最後らへんに置いてある『海にきて』と『時空のダンス』がそうさせてしまうからなのかもしれない。
夏の孤独を描いた作品としてこれ以上ないし、2000年代のユーミンのアルバムとして一番好きなアルバム。夏になると聴くアルバムだ。
そしてもう一度夢見るだろう
- ピカデリー・サーカス (B+)
- まずはどこへ行こう (B+)
- ハートの落書き. (A)
- Flying Messenger (B)
- 黄色いロールスロイス (A)
- Bueno Adios (B+)
- Judan Kiss (A)
- Dangerous tonight (B+)
- 夜空でつながっている (B)
- 人魚姫の夢 (A+)
【総評】(A)
【コメント】
ここまで来ると、晩年安定の作品であり突出した作品はやはりシングルの『人魚姫の夢』ぐらいかなと。
しかし、生前最後の共演とも言える加藤和彦とのデュエット曲や実はあんまりテーマにしていなかった『夢』などトピックがここまできてあるのは本当に凄い。
POP CLASSICO
- Babies are popstars (S)
- Laughter (B+)
- 愛と遠い日の未来へ (A)
- 今だけを きみだけを (B)
- 雨に願いを (B)
- Your Eyes Are Magic ~ 終止符をおしえて (B+)
- Hey girl! 近くても (B+)
- Discothéque (B)
- Early Springtime (A)
- 夜明けの雲 (B+)
- シャンソン (B+)
- MODÉLE (A)
【総評】(A+)
【コメント】
過去と未来の融合を掛け合わせた作品。ベスト盤で完全に調子を取り戻したのが印象的な『Babies are popstars』は印象的。
『Road Show』の頃からそうだが、無理をせずとも音楽の攻めが見せられるというのはやはり圧巻である。
宇宙図書館
- 宇宙図書館 (A+)
- 残火 (S)
- Sillage ~ シアージュ (B)
- AVALON (B+)
- あなたに会う旅 (B)
- 星になったふたり (B+)
- 月までひとっ飛び (B+)
- Smile for me (A)
- わたしの心の中の地図 (A)
- 君(と僕)のBIRTHDAY (B+)
- 気づかず過ぎた初恋 - Extra Winter Version (A+)
- GREY (B)
【総評】(A+)
【コメント】
時期として3年振りのアルバムということで、貫禄たっぷり。それはタイトルチューンでもある『宇宙図書館』からだ。1曲ずつ丁寧に聞かせる構成は次作もそうだが、それぐらいにメロディーラインを活かしているのだろう。
そして、その中でもとびきり『残火』は名曲らしい風格を持っている。これだけの為に聴いてもお釣りは来るだろう。
深海の街
- 1920 (A)
- ノートルダム (B+)
- 離れる日が来るなんて (B+)
- 雪の道しるべ (B+)
- NIKE 〜 The goddess of victory (A)
- What to do? waa woo (B)
- 知らないどうし (A)
- あなたと 私と (A+)
- 散りてなお (B+)
- REBORN 〜 太陽よ止まって (B)
- Good! Morning (B+)
- 深海の街 (A)
【総評】(A)
【コメント】
流石に声の衰えは「宇宙図書館」の頃から感じてはいるが、宇宙図書館の頃から音楽の攻めは相変わらず凄い。
いまだに良い曲を産み続け、時には昔に戻ったりと宇宙図書館にはなかった音楽性も感じられるが、あくまでもユーミンはユーミン。そこは絶対に崩さない良いアルバム。
【まとめ】
ということで、以上で荒井由実含めての松任谷由美のアルバムを全て簡素レビューした。後日1から順序よく分かりやすくまとめたものを記事にするので、よかったらそちらも見ていただいたら幸いだ。
超越簡素なアルバムレビューはその20あたりで一旦区切ろうかなと思う。では、また別の記事で・・・。