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【priime # 4507】人生は輪廻のように、人生は光と影の箱のように。【無限回廊 光と影の箱】

無限回廊 光と影の箱 バナー画像

人生を75分で表すには?

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無限回廊』シリーズをご存知だろうか?カメラの角度を変えると本来なかった道がつながって見える。そうやって道をつなぎながらゴールへと運ぶゲームである。

 

 

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本作はその続編である『無限回廊 光と影の箱』について紹介する。この作品も、道をつなぐ作品なのだが今作はPS Moveモーションコントローラを活かしている。そのコントローラを懐中電灯に見立てて操り、影を歩く主人公を導くというパズルゲームだ。

そのような自由な発想にまず、驚かされる。そして、何より、このゲームは本当に音楽が素晴らしいと心からそう思う。坂本英城氏による作曲は特に美メロを追求している。

今回は事情により、たった一曲のレビューとなるが、まず是非ともこのアルバムを聴いて欲しい。今回はそれだけに尽きる。

 

 

歌詞なきメロディーの力

 

 

CDでは、単曲のみでぶっ続けで流れる仕様だが、配信では15トラックに分けられている。ぶっ続けて聞きたいならCDがオススメである。

『prime#4507』はピアノと弦楽四重奏による室内学のみで構成されている。

まずはイントロから。これが生命の始まりを誕生している。ピアノの軽快なメジャー進行で進むそれは、まさしく名曲を予感させている。

ここでは5歳まで進んでいく。産まれたその歓喜から悲しみ、楽しみまでを彩るその描写は本当に凄まじい。1分毎にその描写が彩られるので、その描写を想像しながら聞くことができる。それは、歌詞だけで読み解くと出てくる物語とは違い、人生として歌詞がないことで各人々の思い描いている理想の人生が浮かんでくる。

これこそが、名曲と謳われる所以だ。

無限回廊 光と影の箱 ゲーム画面4

 

 

人生は音楽で彩られる。

13歳、所謂13分あたりになると物静かになっていく。その頃に経験した青春や卒業、友人などを思い出しながら聞くと、より一層。そして、今まだそれを体験していない人でもそれがありありと伝わるように彩るその演出はまごう事がない。

19歳から大学デビュー。もしくは社会人になっただろうか。もちろんそのような人生を送れる人は素晴らしい事だと思うが、なんとも軽快なステップで刻んでいく。私たちも期待と不安に満ちたその生活を軽快だけど、その中に刻まれる焦りがあるのも印象的だ。

 

無限回廊 光と影の箱 ゲーム画面6

 

 

その後、結婚していくだろうその楽曲の人生はある時に転機を迎える。それは52歳の頃である。

始め聞いた時は驚いた。これはイントロと同じであると。そう、新しい命が生まれたのである。新しい命と共に織りなすそのハーモニーはまさしく、感動の演出であると同時にその展開の巧みさに心が踊ろうだろう。

一緒にメロディーが刻み込まれているのを見ると、最初に聞いたあのメロディーにも親の存在があったのだと思い知らされる本当に素晴らしいものだと思い知らされる。

 

 

62歳になると今まで以上に軽快になっていく。そう、晴れて仕事を退職し良い身分になったのだ。(言い方ェ・・・

今まで出来なかったことや、やれなかったことなど存分に楽しめる事ができる。その日々を噛み締めながらゆっくりとゴールに歩み寄っていくその様は、人生讃歌のようである。

無限回廊 光と影の箱 ゲーム画面5

 

最後になっていくにつれ、本当にゴールのようなものが見える。改めて言おう。これを75分で弦楽四重奏とピアノのみで彩られていくというのは本当に凄いと感じる。

 

 

最後に向かっていくにつれ、優しかった音楽が徐々に華やかになっていく。最初にイントロが流れる演出、これは人生を振り返っているのだろうと思わされる。

75歳になり、この人生は幕を閉じる。まるでモーツァルトやベートヴェンのような古典派音楽のようなお辞儀コード進行で物語を締めくくる。

 

 

本当に75分で収まったその楽曲は、坂本秀樹氏によると本当に途方もない事であったそうだ。無理もないだろう。人生をテーマにした楽曲に、と言われたプロデューサーによる依頼は果てしない事であった。

もちろん完成した楽曲のレコーディングも、4日以上のレコーディングを催したという。

 

改めていう。私が初めて聞いた時は2011年の夏頃であった。それから10年以上が時を経とうとしている。なのに、今も聴いている。耳にしている。こんなのを名盤と言わずしてなんと呼ぶか。

全くもって古くもならない。聞くたびに人生の聞き方が変わってくる。こんなに素晴らしい音楽に出逢わせてくれて本当にありがとうと心から言いたい。そういう楽曲にであったのだ。

 

 

karonsenpai0912.hatenablog.com

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この記事でも度々取り上げたぐらいに、本当に私のゲーム音楽において強烈な出来事である。それが今の私の音楽の聞き方につながったと考えると、私にとって本当に重要な出来事だったと思い知らされる。

みんなで決めるゲーム音楽にて、本当に偶然発見したこの音楽。たまたま聴いて、気づけば2周目に手を伸ばしていた。

そんな最大級の楽曲であり、名盤だ。本当にこのブログを目にしたそこの君!

是非とも聴いてほしい。配信でもある。なんなら。。。。

まあそこまでにしておこう。是非問わずして聴いた時に、私の言ってる意味が少しでも理解できたのなら、この記事があって本当に良かったと心に思う。

 

ということで、今回の記事はここまでにする。
では、また別の記事で・・・。

 

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