順繰り?シャッフル?
皆さんはアルバムなどのCDを再生する時に順繰りで聞く派だろうか?もしくはシャッフルで聞く派だろうか?
私は無論順繰り派であり、アルバムを通して聴く際にシングルコレクションやベスト盤等でも順繰り派である。
ここで私は、シャッフルで聴くとアルバムの印象がどう変わるのか試してみたくなった。
ということで、今回は私的に名盤と感じた3枚と微妙だった3枚をセレクトして完全シャッフルで聞いてみたいと思う。その時のシャッフル順も載せるので是非暇があれば聞いてみて欲しいと思う。
今回のシャッフルは完全にランダムであり自分で組み替えたプレイリストではないことは予め言っておく。加えて一発ランダムなのでどうなるかは今ブログを作ってる私でさえわからないこともしっかりとご了承を願う。
それでは早速見ていこう。
YELLOW DANCER/星野源
シャッフル順
まずは2010年代を代表するJ-POPの大名盤から一つ。私の最上級のお気に入りアルバムである今作をシャッフルすると上記の結果となった。
Nerd Strutからどんな曲が来るかなというのが今作をシャッフルした理由なのでその流れが同じだったことは運の尽きと言うしかない。しかし、「時よ」からの息を吐かせぬ流れは個人的にとても気持ちが良く最後に「夜」でバラードで締めると言う近年の星野源があまりやらない手法をとり終わるというシャッフルならではだなと感じた。
個人的に最初の流れは「?」だったが、中盤は文句なしという構成だった。勿論だが順繰りの方が良い。
深海/Mr.Children
シャッフル順
- 深海
- 虜
- 手紙
- 名もなき詩
- ありふれたLove Story~男女問題はいつも面倒だ~
- 花 -Mémento Mori-
- Making Songs
- シーラカンス
- Dive
- So Let's Get Truth
- 臨時ニュース
- Mirror
- マシンガンをぶっ放せ
- ゆりかごのある丘から
お次はミスチルの中で最高傑作とも名高い「深海」から。個人的に統一感は圧倒的だがそれ以外に魅力を感じることができなかったため、シャッフルするとどうなるのか気になってしまった。その結果が上記である。
正直最初に深海を持ってくるのはビックリした。その他にも前半にシングルを詰め込み、ラストにはゆりかごのある丘からでなんとも救い用のないラストになる構成はシャッフルなのか・・・?と思ったほど。これで、ラストがDiveだったらもう鳥肌が止まらなかっただろう。これぞシャッフルの肝。印象も良くなり、順繰りでまた聴くときにどう印象が変わるのか楽しみだ。
ハチミツ/スピッツ
シャッフル順
これも90年代の文句なしのキラキラポップの大名盤「ハチミツ」。個人的にはあんまし流れを意識しなかった作品だったこともあり、シャッフルにするとどうなるのか気になった。すると、ラストに「トンガリ'95」を置いて勢いのままに終わる構成になった。
勿論今まで順繰りで聞いていたためシャッフルには違和感があることは前提にしても、中々におかしな構成だったなぁ。今回はシャッフルがミスったということもあるかもしれないが、意外にも「ハチミツ」はちゃんと順番を意識していたんだなと改めて実感した。
MIRACLE DIVING/JUDY AND MARY
シャッフル順
- アネモネの恋
- 帰れない2人
- Oh! Can Not Angel!
- プラチナ
- あなたは生きている
- Over Drive
- Little Miss Highway
- KYOTO
- ステレオ全開
- Miracle Night Diving
- ドキドキ
ジュディマリ3枚目のアルバム。個人的にジュディマリの初期の3作はベストアルバムの収録曲だけ聞けば満足派であった為、今回のシャッフル企画に期待を寄せた。
するとどうだろう。後半の勢いある曲を前半に詰め込み前半の難解な曲は後半に入れたアベコベな構成となり最後にドキドキでしっかりとしめた。個人的に今回の企画で一番シャッフルで成功したものと思い中盤の大名曲「Over Drive」も架け橋となり、アルバムを支えていた。順繰りでは全く良さが見えなかった本作が今回の企画で良さが見えたのはかなりの成功だったのかもしれない。
ユグドラシル/BUMP OF CHICKEN
シャッフル順
- 乗車券
- 車輪の唄
- asgard
- オンリーロンリーグローリー
- 太陽
- midgard
- ギルド
- 同じドアをくぐれたら
- ロストマン
- embrace
- スノースマイル
- sailing day
- fire sign
- レム
私はBUMPをリアルタイムで聞いていなかった為どうかは分からなかったが、おそらくBUMP世代の人は十人中十人が名盤というこのアルバム。果たしてシャッフルするとどうなるのか。
結果といえば可も不可もなくと言った感じで・・・。シャッフルの運なら仕方ないかもしれないが、こればっかりは順繰りが圧倒的だと感じるしかなかった。まぁそれもそのはずイントロとアウトロが用意されたり、最初に用意すべきアルバム曲も用意したりとBUMPはそこがしっかりしているんだなと感じるしかなかった。勿論これは他のアーティストにも言えるが90年代デビューではあるが2000年代を代表するバンドは格が違うと思い知らされてしまった。BUMPのシャッフルはベスト盤でよろしである。
瞬間的シックスセンス/あいみょん
シャッフル順
- ひかりもの
- 恋をしたから
- 満月の夜なら
- あした世界が終わるとしても
- ら、のはなし
- 今夜このまま
- プレゼント
- 夢追いベンガル
- マリーゴールド
- 二人だけの国
- from 四階の角部屋
- GOOD NIGHT BABY
あいみょんの出世作「マリーゴールド」が収録されてるアルバム。今作のアルバムは何度かリピートしているがそんなに印象がないアルバムだったので、今回シャッフルに選考してみた。
その結果、実にサブスクらしいアーティストなんだなと実感した。簡単に言えばシャッフルをしても違和感がないのだ。強いていうなら前半にマリーゴールドだったのが後半にマリーゴールドだったからそこらへんの感覚が違うぐらいか。
サブスクは基本単曲を掻い摘んで聞くリスナーが多い印象がある。それをあいみょんが意識しているかどうかは分からないが純粋にアルバムで順繰りでも楽しめるし、シャッフルでも楽しめる構成にちゃんとしてるんだなとこのアルバムを聞いて改めてそう感じた。
まとめ
今回やってみて気づいたことは、意外にもシャッフルをするとアルバムにまた新たな価値が加わる。または順繰りの良さを改めて実感できた企画だと感じた。
けれども、印象がそこまでなかったアルバムが好印象になったりとシャッフルは悪くないと痛感もできた。
カーステレオもBluetoothに繋いでスマホで流す時代になってきている現在、どんどんとアルバムを順繰りする文化がなくなってるようにも思える。だけど、King Gnuは時代に逆行するように順繰りで聞くことが推奨されたりもしている。
今、音楽の聴き方がドチャクソに変わってる以上、好きな音楽を好きな聴き方でというのは本当にこれからの時代になるだろう。
ということで、今まで順繰りでしか聞いてこなかったという人もシャッフルで聞いてみては如何だろうか?もしくはこのシャッフル順で聞いてみるのも案外悪くないかもしれない。
今回の記事はここまで。ではまた別の記事で・・・