【統合版】ゆず全アルバム 簡素レビュー(2024/08/06版)
完全版
ということで、 ゆずの全アルバムを超絶簡素にレビューした全てのアルバムをここに載せたいと思う。
また、ミニアルバム『ゆずの素』や『ゆずマンの夏』などは含まないものとする。被っている曲なども多いためである。申し訳ない。
単曲と総合評価で分け、評価(C,B,A,S)とし、場合により(+,−)を付ける場合があるのでご了承願いたい。
それでは早速やっていこうと思う。
また、カテゴリーに簡素レビューがあるため、他のが気になる方はそちらへ...
ゆず一家
- 四時五分 (B)
- 少年 (A)
- 以上 (B)
- 夏色 (S)
- 手紙 (B)
- 心の音 (B+)
- 雨と泪 (A)
- 巨女 (B)
- ソウロウ (B)
- 月曜日の週末 (A)
- 街灯 (B+)
- ねこじゃらし (B+)
- 贈る詩 (B)
- 境界線 (A)
【総評】(A)
【コメント】
初期衝動にふさわしい勢いに溢れた作品。そんなに好きな曲はないが、後追いで聞いたとしても絶対にあるゆずらしさというのは絶対あるというのは素晴らしい。
ゆずえん
- えん (省略)
- 始まりの場所 (A)
- サヨナラバス (S)
- 「バイバイ」 (B)
- センチメンタル (B+)
- 方程式2 (C+)
- いつか (S)
- オーバー (B)
- 傍観者 (A)
- 灰皿の上から (B+)
- からっぽ (B)
- 未練歌 (A)
- 終わらない映画 (B+)
- 悲しみの傘 (B)
- 友達の唄 (A)
【総評】(B)
【コメント】
良い曲はいっぱいあるが、フォークだけでやり切るだけにはちょっと限界だったところはあるかもしれない。ポップな曲調はあれど、やはり「サヨナラバス」と「いつか」は名曲なんだなと改めて実感はした作品。
トビラ
- 幸せの扉 (A)
- 日だまりにて (A+)
- 仮面ライター (B+)
- 飛べない鳥 (S)
- ガソリンスタンド (B)
- 何処 (A+)
- ねぇ (B)
- 嗚呼、青春の日々 (S)
- 気になる木 (B)
- シャララン (B+)
- 新しい朝 (B)
- 心のままに (S)
- 午前九時の独り言 (A)
【総評】(S)
【コメント】
ゆず唯一と言っても良い暗黒期。岩沢ののほほんとした雰囲気に合わない北川のダークな曲が絶妙に噛み合っている。どのシングルも名曲でちょうど良い位置にある。だからこそ、こういうのが名盤というのだろう。
ユズモア
- ぼくの漫画の主人公 (B)
- みぞれ雪 (B+)
- ダスキング (B+)
- カナブン (A)
- アゲイン2 (S)
- ぼやき電車 (B)
- 直径5mm (A)
- ほんの一時間前 (B)
- 始めの一歩 (B+)
- 季節はずれ (B)
- GO★GO‼︎サウナ (B-)
- 3カウント (S)
- 無力 (B+)
- ユーモラス (B)
【総評】(A)
【コメント】
基本シングルにハズレなし。初期のゆずらしさの最大限を出した一作となっている。前作のトビラに比べたらだいぶ明るくなったけど、アレンジの質感で言ったらトビラ寄りだったかなと。そこが少しもったいないと感じた。
すみれ
- 桜道3 (B)
- スミレ (A)
- 3番線 (B+)
- ふくろ (B)
- 駅 (恵比寿~上大岡) (B)
- 青 (A+)
- 運転技術の向上 (B)
- 君は東京 (B)
- 旅立ちのナンバー (A)
- フラリ (B)
- 呼吸 (B+)
- 桜道2 (B)
- 言えずの♡アイ・ライク・ユー (B)
- カーテンのせい (B)
- ブザービーター (A)
- またあえる日まで (A)
【総評】(B+)
【コメント】
曲数は最多だけど、短い曲非常に多くアコースティック主体でサラッとしてて聴きやすい。さっぱりしてて曲自体に非常に印象が薄いのが難点だが個人的には「ゆずえん」よりかは聴きやすくて好きだなと普通に感じた。
1~ONE~
- わだち (B)
- 1 (A+)
- シュミのババ (B+)
- 桜木町 (A)
- 白鳥 (B)
- ウソっぱち (B)
- 積み木ゲーム (B+)
- 命果てるまで (A)
- 歩行者優先 (A)
- 夏祭り (B)
- 蛍光灯の先 (B)
- 夢の地図 (A+)
- 栄光の架橋 (S)
【総評】(A+)
【コメント】
今までの作品よりはるかに前向きに描いた作品が多いバラエティ豊かなアルバム。「栄光の架橋」が入ってるアルバムとしても非常によく、今後もゆず初心者に親しめるアルバム。
リボン
- リアル (A)
- もう30才 (B+)
- 冷めたコーヒー (B)
- 超特急 (A+)
- しんしん (B)
- ニンジン (B+)
- ヒーロー見参 (B)
- チェリートレイン (B+)
- ダスティンホフマン (A)
- 夕立ち (B+)
- 陽はまた昇る (A)
- 一つ端 (B)
- 女神 (A)
【総評】 (A)
【コメント】
寺岡呼人のみで作った共同作としての最終作。まだまだ終わらないゆずを示すかの如く先行シングルの「超特急」で勢いを表している。
ベスト盤後ということもあり、終わらないことを示した本作だが正直勢いだけだなぁというのが思ってしまうところはある。
WONDERFUL WORLD
- WONDERFUL WORLD (省略)
- ストーリー (A)
- モンテ (B)
- おでかけサンバ (B+)
- うまく言えない (A)
- 黄昏散歩 (B)
- 凸凹 (A)
- 人間狂詩曲 (A+)
- 春風 (B)
- 明日天気になぁれ (B+)
- 行こっか (B)
- 眼差し (B+)
- 君宛のメロディー (A+)
- つぶやき (B)
- ワンダフルワールド (S)
【総評】(A)
【コメント】
タイトルチューンが今作、いやゆず史上最大の壮大な作品になった。これ以降のゆずを示す一作となった。アルバムとしてもアルバム曲の方が豊かと今までのゆずとはちょっと違いそこが面白い。
FURUSATO
- Overtre ~FURUSATO~ (省略)
- 虹 (Album Version) (S+)
- 逢いたい (A)
- 二つの言葉 (B)
- Interlude~フルーツ☆パラダイス~ (省略)
- いちご (A)
- スーパーマン (A+)
- はるか (B)
- Yesterday and Tomorrow (S)
- シシカバブー (A)
- レストラン (A)
- ゼンマイ (A)
- Interrude ~はるかな旅路~ (省略)
- みらい (A+)
【総評】(S+)
【コメント】
個人的ゆずの最高傑作。プロデューサーが変更したことによりシングル曲の輝きが一層増したことが大きい。だけどアルバム曲はいつも通りのゆずを体験出来て、とにかく良いアルバムだ。特にシングル曲の「虹」はやっぱり圧巻。
2 -NI-
- Overture 2 -NI- (省略)
- HAMO (S)
- 桜会(Album Version) (B+)
- from (B-)
- 彼方 (B)
- 蜃気楼 (B)
- 慈愛への旅路 - Album Mix (A)
- 1か8 (B+)
- 代官山リフレイン (B)
- Interlude ~The fevers ある日の風景~ (省略)
- 第九のベンさん (B)
- マイライフ (A)
- Interlude ~影法師~ (省略)
- 背中 (B)
- Hey和 (Album Version) (B)
【総評】(A)
【コメント】
行きすぎた壮大路線の果て、所謂行きすぎてしまった作品。正直アルバムとして好きな曲は「HAMO」しかなかったが、アルバムとしてのまとまりは多分一番良いのではないだろうか。ここから壮大路線を区切りにしたのはゆずの自由さが伺える。
LAND
- REASON (S)
- LAND (A)
- イロトリドリ (A)
- 砂漠のメリーゴーランド (B)
- with you (A)
- ゼラニウム (B)
- Interkude"OHANASHI" (省略)
- LOVE & PEACH (B+)
- 流れ星 - ゆずバージョン (B)
- また明日 (S)
- 翔 (B+)
- 灯影 (B)
- ムーンライトパレード (A)
【総評】(A+)
【コメント】
ここから何でもありのゆずが炸裂していった。以前までの壮大な路線は「with you」で一旦区切られたのも印象が深い。
「LOVE & PEACH」はアイマスのカバーが印象的だけど、ゆずで聞くと笑っちゃうんだよなぁw。
新世界
- ヒカレ (A)
- 雨のち晴レルヤ (S+)
- よろこびのうた (B)
- ユートピア (B+)
- 表裏一体 (A+)
- 素顔のままで (B+)
- 幸せの定義(B)
- Ultra Lover Soul (B+)
- レトロフューチャー (A)
- Interlude ~Old New World~ (省略)
- ひだまり(A)
- 所沢 (B)
- 守ってあげたい (A+)
- 四間道路 (B)
- 友 ~旅立ちの時~ (A)
【総評】(A+)
【コメント】
ゆずは何でもありだぞ!を大胆に見せた作品。だけどどんな曲調でもゆずっぽいなと思わせるのは本当に流石としか言いようがない。
『雨のち晴レルヤ』はその路線を組み合わせた最上級の一作。ゆずの曲で一番好きなのもこの曲だからこそ、このアルバムはたまに聴きたくなる。
TOWA
- OPENING CEREMONY (省略)
- 終わらない歌 (Album Version) (A)
- かける (A)
- みそら (B)
- ポケット (B+)
- た Ri ナ ぃ (A)
- いっぱい (B)
- いつもの病気 (B+)
- OLA!! (A+)
- Interlude ~Borderless Ticket~ (省略)
- TOWA (S)
- 夕焼け雲 (A+)
- 二人三脚 - Album Session (B+)
- 終わりの歌 (B)
【総評】(A)
【コメント】
『LAND』『新世界』からちょっとは落ち着きを取り戻した作品。しばらくはこの楽しげなゆずというのはもっともっと楽しめるというのが伝わっていく。個人的にタイトルチューンがやはり一番良かった。
BIG YELL
- 聞こエール (B+)
- TETOTE - YZ ver. (A)
- イコール (B+)
- 愛こそ (B+)
- カナリア (A)
- タッタ - Album ver. (S)
- 日常 (B)
- 恋、弾けました。 (A)
- 通りゃんせ (B)
- 風のイタズラ (B+)
- ガイコクジンノトモダチ (A)
- 存在の証明 (A+)
- うたエール (A+)
【総評】(A)
【コメント】
何でもありのテーマパークのような路線になってきてから、明らかに岩沢の担当する曲は減ってきた。けど、そういうのを気にしない方が今のゆずを精一杯楽しめる気がする。
そんな時に限ってふと良曲を残す岩沢だからこそ、目一杯作ってほしいなと思うのは無茶な要望なのだろうか・・・。
YUZUTOWN
- SEIMEI (A+)
- チャイナタウン (B)
- ~Pinky Town~ (省略)
- 花咲ク街 (A+)
- GreenGreen (A+)
- マボロシ (A+)
- ~Yellow Town~ (省略)
- イマサラ (B)
- フラフラ (B)
- 夏疾風 (YZ Ver.) (B+)
- ~Green Town~ (省略)
- マスカット (B+)
- まだまだ (B)
- 公園通り (A)
【総評】(A)
【コメント】
ゆずの何でもありの路線の集大成を見せつけた感じ。岩沢の担当曲はこれまでもか!というぐらいに減っているがそれを考慮したとしてもこんなにバラバラな曲調が多いのによくまとまったなと思った。
PEOPLE
- Overture~PEOPLE~ (省略)
- NATSUMONOGATARI (B+)
- 公私混同 (A+)
- 風信子 (A)
- 春疾風 (B+)
- 奇々怪界-KIKIKAIKAI- (B+)
- あの手この手 (B)
- 六角形 (A)
- ALWAYS (B+)
- そのときには (A)
【総評】(A)
【コメント】
次作の『SEES』と比較してもこちらは今までのゆずというイメージが強いし、何より全体で見ても圧倒的な短さ。(トータル約36分)
この短さでゆずを味わうとなるとこんなにハイテンションになるのかと笑ってしまう。そういう意味でも流行りやブームに乗っているんだなぁと。
SEES
- 君を想う (B)
- RAKUEN (B+)
- 明日の君と (B)
- ゆめまぼろし (A)
- むき出し (B+)
- AOZORA - YZ ver. (A+)
- イセザキ (B+)
- Long time no see (A)
- ゴールテープ (B+)
- ENDROLL~SEES~ (省略)
【総評】(A)
【コメント】
これからのゆずと言うことを表現した一作。今後のゆずのスタンダードと表現した『君を想う』もどっかでやったと言えばそんなことはないかもしれないが、確かにちょっと新しいと思える。けれど内容はいつだって安心なゆずそのもの。
突出した曲という物は前作と同等ないという形だったが、これからもゆずというものを存分に楽しませる。期待が持てる作品としてこれ以上ないものに仕上がったとは思う。
図鑑
- Overture -harmonics- (省略)
- 図鑑 (B+)
- 伏線回収 (A)
- Chururi (A)
- 花言霊 (B+)
- Frontier (B)
- つぎはぎ (B+)
- SUBWAY (S)
- 十字星 (A)
- Interlude -harmonies- (省略)
- ビューティフル (B+)
【総評】(A)
【コメント】
最新作は本当にアルバムとして制作していたんだろうなと分かる順番の良さが分かる作品となった。アルバムとして見れば『BIG YELL』以降の中だったら圧倒的に好みである。
今作で見れば『SUBWAY』はかなり『トビラ』に近い作風であったし、北川君も金髪にしていたから、「来るか・・・!」と期待していたんだけどなぁ。まぁ次作にも十分期待できる充実の内容だったからこそ、今作は良いアルバムだった。