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2021年、候補に入らなかったアルバムを紹介。

惜しかった・・・

 

karonsenpai0912.hatenablog.com

上記の記事をたくさんの人に見ていただき本当に感謝する。

久しぶりに沢山の人に記事を見ていただき、久しぶりにブログを書く気力も湧いてきた気がする。

さて、そんな今回だが上記のベストアルバムに入らなかったアルバムを紹介しようと思う。もちろん、一周のみだけで聞いたアルバムは対象外にしてあることは保証する。

アルバムの紹介もしながら、なぜ外れたのかも説明したいと思う。中々に心苦しい?ことではあると思うが、それでは早速・・・。

 

 

 

・WHO?/いきものがかり

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いきものがかり9枚目のアルバム。このアルバム発売後にメンバーでもある山下穂尊が脱退を発表した。

全体的に濃厚バラードや歌謡曲が続く作品となってしまい退屈となってしまった作品ではある。一曲一曲の質はそれなりにあるが、やはり長いと感じるのが節である。

短いアルバムを作りたかったと水野の意図は伝わりはするし、実際トータルで50分にも満たないのは短いアルバムとは言える。しかし、何度も繰り返し聴きたいと思えない単曲の長さは少しズレてるとしか言いようがない。

唯一この楽曲で圧倒的に気に入ったのは作詞作曲がレアである吉岡聖恵の『チキンソング』であり、初期のいきものがかりらしさを存分に楽しめた。こういう作品がもっとあればと願いたいところである。

脱退後、どのような曲作りになるかは全く未知数である。(吉岡聖恵はソロとして活動。水野良樹はHIROBAとして活動していて、いきものがかりの活動が動いていない・・・

このアルバムのように、どうなるかはどっしりと構えていこうと思う。

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・Caramel Guerrilla/浅井健一

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15枚目のアルバム。浅井健一の硬派なロックスタイルが聴ける、それだけでも普通以上に良いアルバムだと感じる。特に先行シングルの『MOTOR CITY』は70年台のロックンロールスタイルを如実に継承しており好感触ではある。

一方で、歌謡的な一面も見せた『少女』『ルールールー』などは序盤で終わってしまい一向に硬派なロックが続くため序盤の曲の立ち位置に少し理解しずらかったというのもある。

また、やはりこのような状況渦であっただろうか。少し陰鬱とした歌詞が蔓延っており聞き終えると、そこにあるのはロックンロールとため息だった。繰り返し聞いてもなんかそういう感じだった。

感傷的に浸りたい時専用だが、浅井健一のその硬派なロックスタイルは明るくさせるものだと思っている私がいる。なので、今回は候補から外させていただいた。

もちろん普通に聞けば良いアルバムではある。

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・歌ってみた 歌われてみた/広瀬香美

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久しぶりのオリジナルアルバムとなり、カバー、セルフカバー、オリジナル曲が一枚に詰め込んだ本作。

当初は弾き語りオンリーのカバーアルバムとして制作していたらしいが、TV出演等の機会も多く、速攻で曲を作るパフォーマンスから新曲も搭載。さらにそこに歌われてみたということで他の歌手に歌わせてみたりと最初から最後までテンションが維持しており聞いていてピアノ一本とは思えない良いアルバムと感じたのは確かである。

ただ、やはり一番の問題としてはカバー曲のラインナップだったかなと。『白日』『Pretender』とYouTubeで再生された曲はあれど、その次に再生された『Lemon』や『紅蓮花』などを選出しなかったのは広瀬香美の判断であろうか。そこだけはちょっと解せなかったものでもある。

全曲カバーアルバム、その次に全曲セルフカバー&新曲のアルバムという流れでも話題は続いてたのではないかと感じられる。

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・DAILY POP/Lucky Kilimanjaro

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3枚目のフルアルバム。エレクトロポップバンドとしてさらに高みを上り詰めたアルバムとしてこれ以上ないシティポップアルバムとしての完成形もかなり高い。

先行シングルの『エモめの夏』や『夜とシンセサイザー』など印象に残る曲は多い。しかし、アルバムとしてはかなり浮遊感が漂っておりフワフワしたままで着地点が見つからずに終わってしまう何とも言えないアルバムになってしまった。

エレクトロアルバムはそういうものといえばそうなのだが、私の中で最強の完成形でもある"やなぎなぎ"のアルバムと比べてしまうとそう感じてしまうのが圧倒的である。

『エモめの夏』のような躍動感が何曲かあったり、生音のアコギなどを取り入れるとさらに凄いアルバムになることは間違いない。

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・TWILIGHT IN CITY~for lovers only~/DEEN

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カバーアルバム『POP IN CITY~for covers only~』から半年後のオリジナルアルバム。全編シティポップを通したAORサウンドを活かしたオシャレなアルバム。

2000年頃からあったAORサウンドの正統的な続編・・・ではなく、本当にDEENが今流行のシティポップをやったらどうなるかを出した作品であるためアレンジも『Ballads in Love〜The greatest love songs of DEEN〜』から変わっていない。さらに池森も作曲に参加していないのも変わらずだ。

正直、DEENがCITY POPをやりましたというようなサウンドであるため、DEEN流のCITY POPではないことは非常に大きいように感じる。何か元からあった音源をCITY POPにアレンジを施しそれを池森が歌うスタイルに感じるような。。。

それはやはり、作曲を山根公路に全て担当したことが大きいと思うし、何より得意分野であったはずの池森がこれを作曲しないのは流石にマズいのでは?と思うほど。これなら前作の『POP IN CITY』がまだカバーではあったので聞きやすくあったし、次作の『シュプール』も聞きやすかったように思える。

今の体制だと限界が早くも来そうと思うのが本音と感じたアルバムであった。

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・scent of memoly/SEKAI NO OWARI

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SEKAI NO OWARI5枚目のアルバム。ベスト盤の延期に合わせていたので、先行シングルである『umbrella』や『silent』は収録せずこのアルバムに収録した。

序盤にHIP HOPを入れたり、NakajinSaori、さらにはFukaseの妹2人による歌唱と先行配信曲以外が正直攻め攻めの攻めスタイルになっていてかなり驚く。

先行配信されていた『バードマン』や『tears』などの躍動感あるポップスを期待していたために少しばかり面食らってしまい、その印象をズルズルと引きずってしまったのが今回対象外になった大きな原因と感じる。

かなりファン向けに作ってしまったと感じてしまい、妹2人の歌唱力も高いため見所はあるし良いアルバムっちゃ良いアルバムだけど先行配信の期待感は裏切らないで欲しかったなぁ・・・。

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・オレンジ色に乾杯/SARD UNDERGROUND

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SARD UNDERGROUNDとして初めてのオリジナルアルバム。このアルバム発売前に赤坂美羽の脱退が発表され、アルバム曲は全てギター赤坂は担当していないものと思われる。

ZARDの正式な後継者として現れたバンドとしては、確かに聞いただけでZARDだねと感じられる高い歌唱力と程よいメロディーは確かに良いアルバムだし、作詞力も高い完成度だと思わされる。

しかし、正直言ってZARDの焼き直しのようにも思ってしまい、さらに一番デカかったのはなんと言ってもギター担当の赤坂の脱退だ。ZARDサウンドの肝でもあるギター担当が脱退となると、今後のSARD UNDERGROUNDの成長の面影が全く見えなくなってしまうというのが感想である。

アルバムとしても、似ている曲が多く記憶に残った曲はギターがメインを占める『黒い薔薇』しかないが、その担当も・・・。

今後に凄い期待が持てたWANDS5期とは違い、全く先が見えないのは如何なものかと心底考えてしまったアルバムなのは間違いない。

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・THE BOOK/YOASOBI

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YOASOBI初のオリジナルアルバム。代表曲である『夜に駆ける』や『群青』など人気曲がたっぷり詰まった作品集のようなアルバム。

自分達が元から作った曲を丁寧に順番を意識して作ったアルバムと感じてしまい、作品集止まりであることは否めない。それは次作もそうである。

一曲一曲のメロディーは確かに強いものがあり、小説をモチーフにしたコンセプト歌手として、アルバム作りというものは大変そうであるというのは正直な感想である。

もし、アルバムとして出したいのであれば小説をモチーフにしたアルバムを作って順繰りでストーリーを追うような形にすると、素晴らしいアルバムになると思う。

今回は候補に入らなかったが、YOASOBIはまだまだこれからだぞというのを期待したいと感じる。

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・l(エル)/大原櫻子

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5枚目のアルバム。前作の『Passion』のコンセプトであったエレクトロポップなアルバムから打って変わって当初のモチーフであったバンドポップアルバムに生まれ変わった。

自作曲であった『チューリップ』や緑黄色社会の長屋晴子が提供した『透ケルトン』など見所が多くある。

特に今回のリード曲でもある『STARTLINE』は新たな位置にまたリスタートする大原櫻子の意志が確かに感じられ非常に良曲であり、良いアルバムだと感じる。

ただ、前作の『Passion』から変わっていったアルバムは今後の展開をさらに複雑化させて行ったと感じるのも致し方ないと思われるし、次作のシングルでもある『ポッピンラブ!』が『STARTLINE』と匹敵するほど良い曲であることは間違いない。

非常に惜しいアルバムであったし、やっぱりタイトルの『l』一文字は分かりづらい・・・。

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・AMUSIC/sumika

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3枚目のアルバム。ストレートなサウンドが良さの非常にsumikaらしさを感じさせるアルバム。

正直先行シングルなどはそのストレートでバンドポップサウンドのみの一本で勝負している感が否めず、人気のきっかけにもなった『フィクション』や『ファンファーレ』などに今一つ及ばなかったと感じられる。所謂先行シングルがそこまで面白くない・・・。

けれど、アルバム曲の一つ一つは攻めていて非常に面白い。ケルト民謡だったりシティポップとダークロックとやりたいことをアルバム曲に詰め込んでいるがそこがあまりにも面白すぎて先行シングルが霞むほど。

こういうのをsumikaに求めていたかもしれないし、事実その後に出した『Shake&Shake』はあまりにも楽しすぎる、このアルバムの中のシングル曲が消えるほどの圧倒的存在感を見せつけたとさえ感じる。

その次のEPではもっとダークになった『Babel』やツインボーカルの『一閃』など、非常にバラエティに富んだシングルとなって非常に大満足だった。

こういうシングルをちょっと求めていた所もあったため今回は候補に外したが、アルバムとしてみればちゃんと王道も輝いて見えたためアルバムとしては良いアルバムだったと感じた。

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【まとめ】

少し、辛辣であったり心苦しい意見があったことは承知の上今回はこの記事を書いた。見返してもファンからしたら反感を買う意見しかないなと思うが、そこは本当にすまないと思っている。

だけど、こう思ったのも事実ではあるし上記10枚のアルバムは3週はしたが、まぁそのような意見になったということはちゃんと言っておきたい。

多分今後はこのような記事は取らないと思う。今回限りの記事である。少しばかりのお許しをということで、今回の記事は終わりたいと思う。

では、また別の記事で・・・。