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初心者に勧めたい「The Beatles(ビートルズ)」のアルバムの聴く順番

言わずと知れた音楽の教科書

The Beatlesの歴代アルバム紹介 - KKBOX

 

まずは御礼を申し上げたい。

 

karonsenpai0912.hatenablog.com

こちらの記事が本当に好評で、記事が公開された今もたくさんの人に見ていただいている。その結果「槇原敬之 名盤」と検索をかけるとこの記事が上に上がるぐらいだ。本当に感謝申し上げたい。

ということで、こんな人気企画を4年もほっぽってしまったのは私のミスである。

 

今回やるのは、私の音楽の教科書「The Beatles」だ。いや、もうYouTubeやブログなどで数多に記事があり勿論こんな企画記事なんてものも数多あるに違いない。

しかし、どうしてもやりたい。。。なのでやることにする。

ここでは、王道一直線でこう聞けばハマる、というか私がこの順番に聞きハマったのでそれを紹介したいと思う。

もちろん生粋のファンだったらこのアルバムの方が・・・と思う人もいるだろうが、ここは初心者にお勧めのアルバムだ。

真正面にド直球なアルバムを勧めていこう。

 

 

・超絶最強スタンダードナンバーのラインナップ!
 「THE BEATLES 1962 - 1966」

1962~1966

別名『赤盤』。このアルバムのスタンダード性は何と言っても代え難い素晴らしいメロディーばかりだ。

2枚組のアルバムとは言え、全体通しても60分と圧倒的な短さだが、そのコンパクトさは今の音楽シーンにも多少つながっている部分はあるかもしれない。

この頃はヒット曲を出そう、ライブ受けがしやすい曲をということを視野に入れていたためにビートルズの一般的な名曲はここに多くある。
『Yesterday』や『Love Me Do』『All My Loving』『Yellow Submarine』など今でも歌われる曲が多く収録されているため、本当にオススメできる。

本当はその次に青盤をすぐに勧めたいが、まぁ待っていただきたい。青盤よりも、とてもおすすめできる作品があるため、次はそちらを勧めたいと思う。

 

 

 

ビートルズ後期の抜群のサウンド。聴きやすく聴き込める名盤。
『Magical Mistery Tour』

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お次は、ビートルズ後期のサウンドの要素を活かしながらも抜群の売れ線サウンドで聴き込める。当時アメリカ版としてシングルの詰め込みされた作品と揶揄されたものの、オリジナルアルバム同様の扱いを受けた珍しい作品。

序盤の『Magical Mistery Tour』や『The Fool On The Hill』などの勢いや、やはり後半のシングル曲の圧倒的訴求力は素晴らしい以外何者でもない。

中盤の実験サウンドも中々に聞き応えがある。ジョージ・ハリスンシタールを持ち込み上手く活用したのもここであるし、実際にこの姉妹作でもある『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』はシタール盛り盛りである。

実験サウンドながらも、ある程度の効きやすさは保証できるし、なんと言っても前述もしたが後半が素晴らしい以外他ない。『Hello ,Goodbye』はこれぞビートルズのバンドサウンドが全開だし、『Strawberry Fields Forever』はちょっと地味目だが、後半のサウンドの盛り上がりが素晴らしいし何よりメロディが覚えやすい。
そして、なんといっても『All You Need Is Love』のサウンドの展開はいつ聞いても眉唾物である。ビートルズがバンドという枠を超えた時期もここだ。

そういう意味でもある意味赤盤の次に聞くと驚くと思うし、何より素晴らしいアルバムであることは間違いない。

 

 


ビートルズ後期の決定版!技術とメロディーが噛み合った至高の作品!
THE BEATLES 1967 - 1970』

The Beatles 1967-1970

別名『青盤』。今作は是非とも先ほど聞いた『Magical Mystery Tour』を聞いてから聞いて欲しい。

今作の方が、実は日本に馴染みのある名曲が多くあるため聴きやすいのはこっちの方かもしれない。『All You Need Is Love』や『Hey Jude』『Ob-La-Di,Ob-La-Da』。そしてポール・マッカートニー最大の名曲『Let It Be』もここに収録されているため、スルッと入れるはずだ。

実験的なサウンドが全開だったのは、Disc-1あたりで、後期になるとバンドとして真剣に向き合うようになったのか、嘘のようにバンドサウンドがメインになっている変遷も見れて面白い。

しかし『赤盤』のようにストレートに分かりやすいサウンドかというとそうでもない。確実にビートルズ自身の演奏プレイが格段に上がり難解な曲作りになってきたからである。しかし、メロディーがとにかく優れてるものばかりであるし、やはり『Let It Be』目当てで聞いても全然良いものである。素晴らしい以外ない。

初心者は一回ここで立ち止まり、『赤盤』『青盤』を聞くだけでも全然構わない。ただ、もう少しだけビートルズの曲を聴きたい。そういう方は次のアルバムをお勧めする。

 

 

 

・これが奇跡の名盤だ。ビートルズのロック魂炸裂のアルバム。
Abbey Road

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次に紹介するのは、こちらのアルバム。もうこのジャケ写はあまりにも有名であり、曲よりもこのジャケ写が有名であるほど。

実際に、このアルバムのようなジャケ写を取り込んでいる作品は数多あるし、ポール・マッカートニーも『Paul Is Live』の作品でもう一度この場所でジャケ写を取り入れている。

冒頭の『Come Together』から始まるイントロのベースはもう最高潮に格好良くて、これだけで10分ぐらい聴ける大名曲。ここから、バンド感を大事にしながらも『Something』『Oh! Darling』や『Here Comes The Sun』と名曲が立て続けにきて飽きない。

そして『You Never Give Me Your Money』で空気が変わっていく。まるで未完成の曲のような短い曲が立て続けに流れる、メドレーのような形になってきている。当時はレコードのスタイルだったので、B面というものに未完成曲を詰め込んだメドレースタイルにしたのだろう。しかし、それがまた疾走感があって大変良く、最後『The End』とバンドの解散がもうそこまで差し迫ってるかのような形で終了する。(その後にちょっと曲はあるが、あまりに未完成なためボーナストラック的な意味合いと考えている。

最初聞いた時から、このアルバムに「ド」が付くほどハマってしまい、気づけばやっぱりビートルズのアルバムで一番好きなのはこれになった。

本当に大名盤だ。上記の3枚を聞いた後に聞いてよかったと思っている。そして、この大名盤を聞いた後に、もう一押し!もう一押し!このアルバムを聞いていただきたいと思う。

 

 

 

・バンドの変化、名盤へと繋がった名盤。
『Revolver』

リボルバー

最後にこのアルバムだけはどうしても聞いて欲しかった。前述で紹介した『Magical Mystery Tour』はやはり外向けに紹介したものではある。このアルバムも有名曲『Yellow Submarine』は収録されているが、その他は異色そのもの。

元々、この楽曲の始まりは『Tomorrow Never Knows』。ジョン・レノンがこのサイケ一色な楽曲を持ってきたことが始まりである。そうしたらどうだ、ポールは『Eleanor Rigby』でストリングスのみで自身がボーカルをやるといった、最早ソロの楽曲。ジョージ・ハリスンはこの時からインド音楽に敬愛を示し、『Love You To』でシタールなどのインド全開。
さらに、当時は当時は出来なかった音の逆回しやデジタル技術で音を切り貼りするなど、そこにあったアルバムは実験そのものであった。

しかし、どれもメロディーとしてのインパクトはあり、『Here, There And Everywhere』や『Got To Get You Into My Life』と聴きやすい曲もある。ジョンが持ってきた『Tomorrow Never Knows』も大分ビックリだが、そのどれもの楽曲が独特の緊張感と、そしてユルさを持ち合わせている。

このユルさは他のアルバムに持ち合わせてなく、そしてなぜかユッタリと聞けてしまう。ビートルズのここでしか見せない一面と、そして各メンバーの才能が繁栄期を迎えた名盤だ。

 

 

 

【まとめ】

本当は『Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band』も紹介したかったが、あのアルバムはビートルズというアーティストを理解すると滅茶苦茶面白いアルバムだと感じたため、今回は除外させていただいた。

しかし、これ以外にも本当に素晴らしいアルバムばかりでどれも名曲が多く唸るものばかりである。あ、でもこれだけは言いたい。

 

「モノラルで聞いた方がいいぞ!」

 

まぁ理由は単純でステレオの作りが甘いからである。ステレオで聞くと気持ち悪くなること間違いなしだから、是非ともモノラルで聞いてほしい。

 

勿論、『赤盤』『青盤』のみでビートルズを聞いた!と断言していいし、なんならちょっと前の私はそうだった。ただ、試しに他のアルバムをと聞いてみる内に徐々にビートルズの奥深さにはまることになった。

最初は「?」と感じたアルバムも、もしかしたらこの順番通りに聞けばビートルズにハマること間違いなし・・・?と期待を込めて今回の記事はここまでとする。

誤字脱字があり、読みづらいと感じたら大変申し訳ない。

最後に、オマケだが私の好きなオリジナルアルバムをランキング順にして一番のお気に入りの曲をあげて終わりにしようと思う。

 

では、また別の記事で・・・

 

 

 

アルバム:『一番好きな曲』

  1. Abbey Road:『Come Together』
  2. Help!:『Help!』
  3. Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band:『Good Morning Good Morning』
  4. Revolver:『Got To Get You Into My Life』
  5. Let It Be... Naked:『Two Of Us
  6. Magical Mystery Tour:『Penny Lane』
  7. Please Please Me:『Love Me Do
  8. Rubber Soul:『I'm Looking Through You』
  9. The Beatles(White Album):『Blackbird』
  10. A Hard Day's Night:『When I Get Home』
  11. Let It Be:『Get Back』
  12. With The Beatles:『Please Mister Postman』
  13. Beatles For Sale:『Eight Days a Week』
  14. Yellow Submarine:『All You Nees Is Love』

 

 

やっぱり、こっちの方が楽しくなったのは内緒だ(笑)。