きっかけ
私がSuperflyにハマったのはつい最近のことだ。
映画「プロメア」である。
この主題歌に選ばれた「覚醒」と特に「氷に閉じこめて」にすっかり魅了されてしまいSuperflyの虜になっていった。
勿論Superflyのことは以前から知っていたし、ボーカルの越智さんの今のお姿は大変美しいといえる。所謂好みだ。
そして全作のアルバムを聴き今現在熱中状態な私だが、来年の冬に新しいアルバム「0」が発売されることが決定した。これを機に今回は1st album「Superfly」から5th album「WHITE」までの軽い総ざらいをしてみようと思う。
本当に軽く1曲1曲のレビューは行わないことは承知でお願いしたい。それではさっそく紹介していこう。
1st album「Superfly」
Superflyのアルバムデビューは華々しいものだった。2004年に結成したといわれているSuperflyだが、完全にデビューするまでその道のりは長く何度もメンバーの脱退が行われていた。
そして、2007年ようやく「Hi-Five」という1stシングルでメジャーデビュー。そしてその後4thシングルの「愛をこめて花束を」で脚光を浴びることに。
この代表曲が入っているアルバムで幾年のデビューを重ねたこともあり、内容は圧巻。本当に最初のアルバムなのか?と思うほど音楽性が凄まじく、日本人好みな「1969」「愛と感謝」 や、マニアックな音楽が好きな人好みな「i spy i spy」「マニフェスト」とロックな人も大好きだといえるまさにオールラウンダーなアルバム。そりゃあ売れるよなと思ってしまう。
そして何より歌も超うまいし、アルバムとしてもコンパクトで聴き疲れがおきない。この2点だけでも非常に評価できるアルバムとなっている。
2nd album「Box Emotions」
1曲目「Alright!!」から勢いにあふれたポップでロックな大衆に添えたアルバム。「愛をこめて花束を」のような突出した知名度ある曲はそこまでないが、それでもどれか1曲は必ずどこかで聞いたことがあるような曲が出てくるのはやはりすごいと思わせられる。
ただ、今回のアルバムにおいては前半にシングルを詰め込んだせいか、後半が所謂B面のように聞こえてならなかった。といっても後半も力は入れている曲は多いし好みな曲はあるが、それでもその尻すぼみ感がどうしても気になってしまった。
やはりそういう意味でSuperflyのタイアップ曲は圧倒的に強さを誇っていると感じた。今回のアルバムは大きいシングルのように前半がA面。後半がB面のような形であるアルバムといえよう。
3rd album「Mind Travel」
最早ご存知「タマシイレボリューション」が入ったとにかく越智志保のパワフルな声が響く一作。全体的にパワフルで聞くもの全てを平伏すかのよう。今回は全体的にバランスも良く、前半後半も全くだれずに派手な作品もあればもちろんポップな曲もあるSuperflyの多彩さを象徴している。
後、アルバムの意外なまでの短さも評価のポイント。まぁ言ってしまえばパワフルな声という物は大抵長く聞き続けるとダレてしまうというのが関の山だ。Superflyのベスト盤を聴いてもやはり1枚が限界と思ってしまう。しかし、このアルバムは収録時間が1時間未満ということもあり案外さらっと聞けてしまう。そこがSuperflyのアルバム最大の魅力だろう。
後、これは詳しく話すが声質があるのか今のちょっとだけマイルドになった声が好きである。理由は後で語ることにする。
4th album「Force」
タイトルチューンからもそのロックさを感じさせるSuperflyの中で最もロックな作品となっている。シングル曲の「輝く月のように」もそのロックからちょっと逸脱しているが素晴らしい歌だ。
今回はかなり全体的にロックに仕立て上げたためポップな曲はそこまでない。だが、途中にバラードを入れているためアルバムのトータル度としてはかなり高い。多分だが、私の耳では今回のアルバムが一番アルバムとしてのまとまりが良いように感じた。50分未満というのもかなり好感触だ。
今回がセールスの頂点であり、オリジナルアルバム1位はここで止まる。勿論ベストアルバムを入れるのであればセールスは好調であるが、その後は下方傾向になってしまった。それでも徐々にアルバムとしての強みではなく個々の楽曲の強みが如実に出てきたのがここだった。
5th album「WHITE」
来年発売される「0」を除いた現状のラストアルバム。"変化"をテーマにしており色んな色に染まることをコンセプトにした作品。
一応オリコンでは2位になったがBillboard Japanのチャート「Hot Albums」では1位を獲得している。
新たな越智志保の魅了を得た今回の作品は特に楽曲の質が高い。最初のタイトルナンバーの「White Light」や「Beautiful」。シングル曲の「愛をからだに吹き込んで」など一曲一曲の質が高い。
アルバムとしては今回は少しだけ全作には劣るなとは思ったが、今回アルバムので更にSuperflyの期待が高まったといってもいい。
そして休止を経た後に「Bloom」「Fall」「Gigts」「Ambitious」とずっと満足が言えるシングルが続いており本当に次回作のアルバムに期待が持てる作品となっている。
まとめ
さっきも話したがSuperflyの次回作は期待が持てると言っても良い。
私は今の越智志保さんの歌声は本当に好きだ。全力にパワフルだったあの頃とは違いよりマイルドになりながらもその声は進化を遂げているといってもいい。
ベストアルバムを通して聞いたことはないが、多分ベストアルバムを聴いたらきっとこんなにハマらなかっただろう。
是非、Superflyをあんまり知らない方はこの機会にファーストアルバムから順に聞いて欲しい。きっと本当の意味でSuperflyの魅力が分かるはずだ。
まぁ、どれをとってもSuperflyの魅力は分かるはずなので2020年発売の「0」から聞いても全然構わないよ!ということで今回のブログは締めさせていただく。
では、また次の記事で・・・