19回目
私のブログは定期的更新はなく、比較的マイペース。「超絶簡素レビュー」はシリーズ化しているのだが、こちらもペースはマチマチ。何か一週間に一回スルッとやれるシリーズを考えようということで、始まったこの企画。
今多分私は絶賛SNSで知り合った方と飲み交わして帰っている途中、もしくはまだ飲んでいることだと思うがSNSで滅茶苦茶本性をあらわにしているその人は素直にドン引きなまでに尊敬すると思う。そういう人って中々いないからなぁ・・・
まぁ何が言いたいかというと、SNSで知り合った人と会うときは気を付けようということだ。
ということで今回の曲はこちら・・・
ミスターカイト/スキマスイッチ
後に新海誠がアニメCMを手掛けることになった作品。話題性は十分にあったはずだが丁度「君の名は」旋風が過ぎたころや、この時にヒットしたドラマ「オッサンずラブ」の主題歌ヒット効果もありどっちつかずになってしまった。
楽曲は今までのスキマスイッチの王道とは外れた組曲的な形となっている。Aメロ、Bメロは非常に音数が少なく、語り調で日々の生活に対する冷めた目線で淡々とした日々を行う。
月曜日の朝は街にリセットしきれない気持ちが泳いでいた
もう一方では足を踏まれた人が騒いでいる
巻き込まれないようにと吊り革を見つめていた
引用サイト:J-rylic.net(http://j-lyric.net/artist/a001fed/l04259f.html)
そのような日々のいら立ちが歌詞に出ても「知らないふり 見えないふり」をして日々を送る。
そしてサビに向かう前に頭の中から鼓舞するような声が聞こえてサビで爆発的に盛り上がる。その盛り上がりはもう果てしない。全力少年よりも盛り上がるといえば分かりやすいだろう。
突き刺さる風で 例え涙が溢れ出ようとも
高く舞えば舞うほど 広がっていく世界
ふと我にかえった瞬間に 恐怖心が襲うけど
引用サイト:J-rylic.net(http://j-lyric.net/artist/a001fed/l04259f.html)
と、自分をカイトに例えて前向きな言葉で鼓舞していく。
全力少年がリリースされた時期は2005年。それから約10年以上の時を経た。多分あの時をリアルタイムで聴いた僕らは大人になって焦燥しきった日々を過ごしている。
そして私がこの曲を聴いたとき、あの頃聴いていたスキマスイッチを思い出して少し泣きそうになった私がそこにはいた。
後何といってもそんな爆発的に盛り上がる変則的なアレンジと言えども、アレンジがしっかりとしていて本当に丁寧なんだなと思わせてくれる。
初期からあったそのアレンジの丁寧さは本当に尊敬に値していて、その類まれなるアレンジ力は正直どのアーティストにも勝ると私は考える。
ということで、今回はここで締めようとする。いつか、スキマスイッチのアルバムは語りたいなと思っている。
では、また別の記事で・・・