完全版
ということで、ポルノグラフィティの全アルバムを超絶簡素にレビューした全てのアルバムをここに載せたいと思う。
単曲と総合評価で分け、評価(C,B,A,S)とし、場合により(+,−)を付ける場合があるのでご了承願いたい。
最新作の『暁』それでは早速やっていこうと思う。
ロマンチスト・エゴイスト
- Jazz up (B+)
- Century Lovers (A)
- ヒトリノ夜 (S)
- ライオン (B+)
- 憂色~Love is you~ (B)
- Heart Beat (B)
- マシンガントーク (A+)
- デッサン#1 (A)
- アポロ (New Apollo Project Version) (S+)
- ラビュー・ラビュー (A)
- ジレンマ (How To Play"didgeridoo"Version) (B)
- リビドー (B)
- ロマンチスト・エゴイスト (S)
【総評】(A)
【コメント】
シングルとアルバム曲の差はやっぱり如実に現れたと言っても過言ではないアルバム。本間昭光が担当したシングル曲のインパクトが強すぎてアルバムの流れをぶった切ってしまうほど。
まぁ最後に『ロマンチスト・エゴイスト』があるおかげで(これもC/Wではあるが)ちゃんと終着点が出来て、良いアルバムになったとは思う。
foo?
- INNERVISIONS (B)
- グァバジュース (B+)
- サウタージ "D"tour style (S)
- 愛なき・・・ (A+)
- オレ、天使 (B)
- サボテン (S)
- Name is Man ~君の味方~ (B+)
- デッサン#2 春光 (B)
- ミュージック・アワー Ver.164 (A)
- 空想科学少年 (B+)
- Report 21 (A)
- 夜明けまえには (B+)
【総評】(A)
【コメント】
ポルノグラフィティのイメージをそのまま体現したアルバム。前作は 本間昭光が頑張っているイメージが強かったが、今作は昭仁や晴一、白玉までも結構いい曲を残してるイメージ。
けどやっぱりシングルとアルバムの差はデカいなと感じる。そしてベスト盤に収録されたアルバム曲『オレ、天使』よりも『愛なき・・・』を収録してほしかったのは私だけだろうか・・・。
雲をも掴む民
- 敵はどこだ? (A)
- ラスト オブ ヒーロー (B+)
- アゲハ蝶 (Red Mix) (S+)
- ハート (B+)
- Aokage (B)
- クリスチーナ (B)
- n.t. (A)
- ヴォイス (A)
- パレット (S)
- 幸せについて本気出して考えてみた (アルバムバージョン) (A)
- ニセ彼女 (B+)
- ビタースイート (B)
- 夜はお静かに (B)
【総評】(A)
【コメント】
名曲の『アゲハ蝶』『幸せについて~』や、ベストに収録されている『パレット』などキャッチーな作品が多いかと思えば『ヴォイス』のような重たい作品がかなり入っているアルバムとなっている。ベストに収録された名曲とは言え『パレット』はこのアルバムで浮きすぎてはいるが、緩衝材としてあり。
WORLDILLIA
- CULB UNDERWORLD (A)
- 惑星キミ (B+)
- 元素L (A+)
- Mugen (A)
- デッサン#3 (B)
- ヴィンテージ (B+)
- ワールド☆サタデーグラフティ(★★★) (B+)
- 素晴らしき人生かな? (B)
- 朱いオレンジ (B+)
- Go Steady Go! (A)
- カルマの坂 (A)
- didgedilli (省略)
- 渦 (Helix Track) (A+)
- くちびるにうた (A)
【総評】(A)
【コメント】
シングルとアルバムの差がなくなり、シングルに若干のインパクトは無くなったが、アルバムとしてみると好感触な1枚になり、初期のポルノなら最もバランスが良い。
どうせなら次のベストまで4枚シングルを出しているならそれを中心としたアルバムをもう1枚作って欲しかったのは本望である。
THUMPx
- Ouch!! (B+)
- ネオメロドラマティック (A+)
- 東京ランドスケープ (B)
- We Love Us (B)
- 黄昏ロマンス (S++)
- Twilight,トワイライト (A)
- ROLL (B+)
- シスター (A)
- ドリーマー (B)
- 社員 on the beach (B+)
- プッシュプレイ (A)
- うたかた (B)
- 何度も (B+)
- Let's go to the answer (A)
【総評】(A)
【コメント】
2人体制になったポルノだが、それを補うようにバンド編成を盛り込んできたのが印象的。多分だが、ポルノグラフィティはデビュー当初のインパクトからバンドとして見られないイロモノ扱いされたというのが大きいだろう。
だからこそシングルの『ネオメロドラマティック』のように、自分達とバンドの融合をうまく組み合わせた。ポルノのバンドの意地が見れる作品だ。
m-CABI
- m-NAVI 1 "Ride on!! Blue vehicle!" (省略)
- ハネウマライダー (A)
- BLUE SKY (A)
- BLUE SNOW (B+)
- m-NAVI 2 "Keep on having fun with the MUSIC CABINET" (省略)
- Winding Road (A+)
- 休日 (B)
- NaNaNa サマーガール (B)
- DON'T CALL ME CRAZY (B+)
- ジョバイロ (S)
- m-NAVI 3 "Ready? Silvia, Geronimo, and Lily?" (B)
- 月明りのシルビア (B+)
- Mr.ジェロニモ (B)
- 横浜リリー (A)
- m-NAVI 4 "Let's enjoy till the end" (B)
- ライン (A)
- グラヴィティ (B+)
【総評】(A)
【コメント】
17曲とフルボリュームだが、4つのセクションに分かれているため意外にスルッと聴ける作品。シングルを前半に詰め込んだことで、後半尻すぼみになるかと思いきや、逆にアルバム曲のやりたいことを自由にやれているおかげでコクが出ている印象。
多分、この構成を初期の頃にやってたら散々な評価になっていたんだろうなと思う。この頃だからこそ出来た良作アルバム。
ポルノグラフィティ
- リンク (A+)
- 空蝉 (B+)
- ウォーカー (B)
- ベアーズ (A)
- 農夫と赤いスカーフ (B)
- 鉄槌 (B)
- Light and Shadow (B+)
- My 80's (B+)
- ロックバンドがやってきた (B)
- Please say yes yes yes (A)
- そらいろ (B+)
【総評】(B+)
【コメント】
最初の曲がシングル。それ一作のみで後全部がアルバム曲という挑戦。正直コケたという印象が強いが、ここから今までずっと付いてきた作曲の本間昭光から少しずつ離れ、新生ポルノグラフィティの序章として考えると重要な作品ではある。
∠TRIGGER
- ∠RECEIVER (A+)
- アニマロッサ (B+)
- 瞳の奥をのぞかせて (A)
- ネガポジ (B+)
- クリシェ (B)
- IN THE DARK (B+)
- Introduction 〜迫リ来ルMONSTER (省略)
- MONSTER (A)
- この胸を、愛を射よ (A+)
- 曖昧なひとたち (B+)
- 光の矢 (B+)
- 今宵、月が見えずとも (S)
- ロスト (B)
【総評】(A+)
【コメント】
ベスト盤を経てのポルノグラフィティは明らかにポルノグラフィティの今までやってきた音楽を追求しているというのが見て取れる。
シングルとしてのインパクトはありながらも、アルバム曲との境目がなく、安心安定なポルノグラフィティのアルバムを楽しむことができる。こっからのポルノグラフィティはアルバムの本気度が凄まじい。
PANORAMA PORNO
- 2012Spark <PANORAMA ver.> (S+)
- メジャー (A)
- FLAG (A)
- EXIT (B)
- 電光石火 (B)
- 星球 (B)
- 素敵すぎてしまった (B+)
- ワンモアタイム (A+)
- カシオペヤの後悔 (A)
- 君は100% (B)
- Truly (省略)
- ゆきのいろ (A)
- はなむけ (B+)
- メリーゴーラウンド (B)
- 光のストーリー (B+)
【総評】(S)
【コメント】
本間昭光プロデュースから離れたとしても象徴すべき作品。新たなアレンジャーを引き連れるという覚悟からも伺えるのが分かる、前作から前よりも遥かな曲の充実さ。
ロックやポップ、ストバラなどやりたいことをポルノの枠に収める、という大変難しいことだがやってのけるのは本当にすごい。アルバム曲にも光る曲はあるため、多分ポルノグラフィティの作品の中で一番充実感があるのはこれだろう。
RHINOCEROS
- ANGRY BIRD (B)
- オー!リバル (A+)
- Ohhh!!! HANABI (B+)
- wataridori (A+)
- Hey Mama (B)
- 俺たちのセレブレーション (B)
- Stand Alone (B+)
- ワン・ウーマン・ショー~甘い幻~ (B+)
- ソーシャルESCAPE (B+)
- バベルの風 (A)
- AGAIN (A)
- Good luck to you (B+)
- 螺旋 (省略)
- ミステーロ (A+)
【総評】(A)
【コメント】
岡野のポルノらしさ、新藤のポルノから一歩はみ出た新しいポルノ。それを組み合わせたベスト盤後の意欲作とも取れる作品。
シングルとしては『オー!リバル』ぐらいしか惹かれないが、アルバム曲が凄く豊かで全く飽きない構成にさせているのは素晴らしい。前述もしたが新藤晴一の一歩はみ出たポルノは、あくまで一歩であり王道。そういう境目を見れるという点でも素晴らしい作品ではある。
BUTEERFLY EFFECT
- THE DAY (A)
- Working men blues (B+)
- 君の愛読書がケルアックだった件 (A+)
- I believe (B+)
- LiAR (B+)
- Fade Away (B)
- クリスマスのHide&Seek (B)
- MICROWAVE (B)
- 夜間飛行 (B+)
- 真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ (A)
- 170828-29 (B)
- Montage (B+)
- スパイス (A+)
- キング&クイーン (S)
【総評】(A)
【コメント】
シングル曲ではあるが、最初に『THE DAY』。最後に『キング&クイーン』を置くのは絶妙。その他のアルバム曲にも光る曲があるため概ね満足。
ただフェスなどのライブ活動に視野を入れた転換期でもあるためか、かなりロックナンバーが溢れており、まさにライブ向きの曲が増えた印象。次作でもその印象があるため、新生ポルノグラフィティの第2章というイメージが付いた気がする。
暁
- 暁 (B+)
- カメレオン・レンズ (B+)
- テーマソング (A+)
- 悪霊少女 (B)
- Zombies are standing out (A)
- ナンバー (B)
- バトロワ・ゲームズ (B+)
- メビウス (B)
- You are my Queen (B)
- フラワー (A+)
- ブレス (S)
- クラウド (A)
- ジルダ (B)
- 証言 (B)
- VS (A)
【総評】(A+)
【コメント】
前作から5年ぶりというブランクだったが、だからこそ伝わる充実のラインナップ。前半にロックナンバーを、後半にかけて軽やかに進むその曲の数々は、聞いていて気持ちが良いものである。
シングルコレクションを出した以降の作品では、この作品が圧倒的。且つ好きな曲単位のみならば、10年代以降であれば『∠TRIGGER』の次に好きな作品である。
後『ブレス』は、私がポルノグラフィティに再度ハマるきっかけになった曲である為、大変思い出深い曲。だからこそ、このアルバムの中で一番好きな曲だ。歌詞には「名曲にはならなくても」とあるが、私にとって「たった一つの your song」だ。