多数のアーティストの軽いレビュー
今回も引き続き、いくつかのアーティストをピックアップして超絶簡素にレビューしたいと思う。
単曲と総合評価で分け、評価(C,B,A,S)とし、場合により(+,−)を付ける場合があるのでご了承願いたい。
それでは早速やっていこうと思う。
また、カテゴリーに簡素レビューがあるため、他のが気になる方はそちらへ...
ポルノグラフィティ
THUMPx
- Ouch!! (B+)
- ネオメロドラマティック (A+)
- 東京ランドスケープ (B)
- We Love Us (B)
- 黄昏ロマンス (S++)
- Twilight,トワイライト (A)
- ROLL (A)
- シスター (A)
- ドリーマー (B+)
- 社員 on the beach (B+)
- プッシュプレイ (A)
- うたかた (B)
- 何度も (B+)
- Let's go to the answer (A)
【総評】(A)
【コメント】
2人体制になったポルノだが、それを補うようにバンド編成を盛り込んできたのが印象的。多分だが、ポルノグラフィティはデビュー当初のインパクトからバンドとして見られないイロモノ扱いされたというのが大きいだろう。
だからこそシングルの「ネオメロドラマティック」のように、自分達とバンドの融合をうまく組み合わせた。ポルノのバンドの意地が見れる作品だ。
m-CABI
- m-NAVI 1 "Ride on!! Blue vehicle!" (省略)
- ハネウマライダー (A)
- BLUE SKY (A)
- BLUE SNOW (B+)
- m-NAVI 2 "Keep on having fun with the MUSIC CABINET" (省略)
- Winding Road (A+)
- 休日 (B)
- NaNaNa サマーガール (B)
- DON'T CALL ME CRAZY (B+)
- ジョバイロ (S)
- m-NAVI 3 "Ready? Silvia, Geronimo, and Lily?" (B)
- 月明りのシルビア (B+)
- Mr.ジェロニモ (B)
- 横浜リリー (A)
- m-NAVI 4 "Let's enjoy till the end" (B)
- ライン (A)
- グラヴィティ (B+)
【総評】(A)
【コメント】
17曲とフルボリュームだが、4つのセクションに分かれているため意外にスルッと聴ける作品。シングルを前半に詰め込んだことで、後半尻すぼみになるかと思いきや、逆にアルバム曲のやりたいことを自由にやれているおかげでコクが出ている印象。
多分、この構成を初期の頃にやってたら散々な評価になっていたんだろうなと思う。この頃だからこそ出来た良作アルバム。
ポルノグラフィティ
- リンク (A+)
- 空蝉 (B+)
- ウォーカー (B)
- ベアーズ (A)
- 農夫と赤いスカーフ (B)
- 鉄槌 (B)
- Light and Shadow (B+)
- My 80's (B+)
- ロックバンドがやってきた (B)
- Please say yes yes yes (A)
- そらいろ (B+)
【総評】(B+)
【コメント】
シングル一作のみで後全部がアルバム曲という挑戦。正直コケたという印象が強いが、こっから今までずっと付いてきた本間昭光作曲から離れ新生ポルノグラフィティが始まったと考えると重要な作品でもある。
∠TRIGGER
- ∠RECEIVER (A+)
- アニマロッサ (B+)
- 瞳の奥をのぞかせて (A)
- ネガポジ (B+)
- クリシェ (B)
- IN THE DARK (B+)
- Introduction 〜迫リ来ルMONSTER (省略)
- MONSTER (A)
- この胸を、愛を射よ (A+)
- 曖昧なひとたち (B+)
- 光の矢 (B+)
- 今宵、月が見えずとも (S)
- ロスト (B)
【総評】(A+)
【コメント】
ベスト盤を経てのポルノグラフィティは明らかにポルノグラフィティの今までやってきた音楽を追求しているというのが見て取れる。
シングルとしてのインパクトはありながらも、アルバム曲との境目なく安心安定なポルノグラフィティのアルバムを楽しむことができる。こっからのポルノグラフィティのアルバムの本気度は凄まじい。
PANORAMA PORNO
- 2012Spark <PANORAMA ver.> (S+)
- メジャー (A)
- FLAG (A)
- EXIT (B)
- 電光石火 (B)
- 星球 (B)
- 素敵すぎてしまった (B+)
- ワンモアタイム (A+)
- カシオペヤの後悔 (A)
- 君は100% (B)
- Truly (省略)
- ゆきのいろ (A)
- はなむけ (B+)
- メリーゴーラウンド (B)
- 光のストーリー (B+)
【総評】(S)
【コメント】
本間昭光プロデュースから離れたとしても象徴すべき作品。新たなアレンジャーを引き連れるという覚悟からも伺える前作以前よりも遥かな曲の充実さ。
ロックやポップ、ストバラなどやりたいことをポルノの枠に収めるという難しいことだがやってのけるのは本当にすごい。アルバム曲にも光る曲はあるため、多分ポルノグラフィティの作品の中で一番充実感があるのはこれだと断定するしかないだろう。
あいみょん
tamago
- 貴方解剖純愛歌〜死ね〜 (S)
- 分かってくれよ (B+)
- お互い様やん (B)
- 〇〇ちゃん (B+)
- 夜行バス (A)
- 幸せになりたい (B+)
- 強がりました (B)
- ナウなヤングにバカウケするのは当たり前だのクラッ歌 (A)
【総評】(B+)
【コメント】
まさに最初のアルバムに相応しい初期衝動とも言える作品。貴方解剖純愛歌という初期の名曲とともにあいみょんのロックが炸裂する作品となっている。
貴方解剖純愛歌ぐらいしか好みな曲はないが、あいみょんロックをフルに堪能できる作品はこれぐらいしかないため貴重な作品とも言える。
憎まれっ子世に憚る
- どうせ死ぬなら (A)
- 19歳になりたくない (A)
- 好きって言ってよ (B)
- 泥だんごの天才いたよね (B+)
- おっぱい (B)
- 私に彼氏ができない理由 (A)
- ほろ酔い (B+)
【総評】(B)
【コメント】
アルバム全体の印象だったりは低いが、よりあいみょんのパーソナルな部分が見える一作となっている。ロックな路線からアコースティック路線に入ることによりポップさも強調されメジャーデビューに確実に繋がったアルバムであることは間違いない。
青春のエキサイトメント
- 憧れてきたんだ (B)
- 生きていたんだよな (B+)
- 君はロックを聴かない (A+)
- マトリョーシカ (B)
- ふたりの世界 (B)
- いつまでも (B)
- 愛を伝えたいだとか (S)
- 風のささやき (B)
- RING DING (A)
- ジェニファー (B+)
- 漂白 (B+)
【総評】(B+)
【コメント】
「君はロックを聴かない」でブレイク。この後の「マリーゴールド」に繋がった作品。正直シングル以外の曲はそこまで印象にないし、ここからシングル曲とアルバム曲。その中でもタイアップ曲の区別が大分はっきりするようになってきたのも本作である。
流れるがままに書きたいのがあいみょんの性格なのだろうかと思うしかない。
瞬間的シックスセンス
- 満月の夜なら (B+)
- マリーゴールド (S+)
- ら、のはなし (B)
- 二人だけの国 (B-)
- プレゼント (B+)
- ひかりもの (A)
- 恋をしたから (B)
- 夢追いベンガル (A)
- 今夜このまま (A+)
- あした世界が終わるとしても (A)
- GOOD NIGHT BABY (A)
- from 四階の角部屋 (B-)
【総評】(A)
【コメント】
マリーゴールドの大ブレイクにより、一気に女性シンガーソングライターとして名を馳せることになった出世作。
前作でも語ったことだが、タイアップ曲とそれ以外の曲で差が明確にあるなぁと痛感するしか無くなったが、タイアップの中でのアルバム曲でも良いのはあるため満足な一作。
おいしいパスタがあると聞いて
- 黄昏にバカ話をしたあの日を思い出す時を (B+)
- ハルノヒ (S+)
- シガレット (B+)
- さよならの今日に (S)
- 朝陽 (A)
- 裸の心 (A+)
- マシマロ (B+)
- 空の青さを知る人よ (S+)
- 真夏の夜の匂いがする (A)
- ポプリの葉 (B)
- チカ (B)
- そんな風に生きている (B)
【総評】(A+)
【コメント】
シングルは基本ハズレなし。アルバム曲もリード曲「朝陽」がこのアルバムを象徴するようにミディアムテンポが程よく散りばめられアルバム曲の印象を良くしている。
ただ、今回は余りにもシングル曲がいいのが多すぎた為、その努力も無になってしまった・・・とは言ってはいけないお約束。
レミオロメン
朝顔
- まめ電球 (B+)
- 雨上がり (A+)
- 日めくりカレンダー (A)
- ビールとプリン (B+)
- 朝顔 (A)
- 昭和 (B)
- すきま風 (B)
- フェスタ (B)
- 電話 (A)
- タクシードライバー (B+)
- 追いかけっこ (B)
【総評】(A)
【コメント】
レミオロメンの3ピースバンドとして最初で最後のアルバム。あまりにシンプルな佇まいで初期衝動のままではなかったら薄味なアルバムになっていただろう。他のアルバムと区別することで相対的に上がったと言っても過言ではない。
確かに今作からファンになった人がいるならば、このアルバムが最高傑作しかないという人が多々いるのも頷ける。
ether[エーテル]
- 春夏秋冬 (A)
- モラトリアム (A)
- 春景色 (B+)
- アカシア (A)
- 永遠と一瞬 (B+)
- 深呼吸 (B+)
- ドッグイヤー (B)
- 五月雨 (B+)
- コスモス (B)
- 3月9日 (S+)
- 南風 (A+)
- 海のバラッド (B)
【総評】(A)
【コメント】
小林武史によるプロデュースで一気にバンドが明るくなった。もちろん3ピースであることは強調されてはいるものの、明らかに外部の音が入り、売れるバンドだと言うのが分かる。
このバランスが実に絶妙だったために、次作からのちょっとした崩壊とレミオロメン自体が暗くなってしまうために小林武史のプロデュースは諸刃の剣となってしまったと痛感してしまう。
HORIZON
- スタンドバイミー (S)
- 1-2 Love Forever (B+)
- プログラム (B)
- 蒼の世界 (A)
- シフト (B)
- 傘クラゲ (B)
- 太陽の下 (B)
- MONSTER (B+)
- 明日に架かる橋 (B+)
- 紙ふぶき (A)
- 粉雪 (S)
- 流星 (A)
【総評】(A)
【コメント】
小林武史がまさに狙った通りになった売れ線バンドの象徴の塊の作品。大名曲「スタンドバイミー」や「粉雪」などで一定以上の満足度は確実に得られる。
しかし、この次のシングルから暗いのなんのでリスナーが離れ、さらに3ピースバンドに期待していた初期ファンもこの過剰なアレンジに一定数以上は離れるという。
まさに、これから暗黒期に入っていくかのような、売れるけれども危ない作品の良い例なのかもしれない。
風のクロマ
- 翼 (S)
- オーケストラ (A)
- ランデブータンデム (B+)
- リズム (B+)
- 透明 (B+)
- 蛍 (C)
- 青春の光 (B)
- RUN (B)
- 星取り (C+)
- もっと遠くへ (S+)
- Merry go round (B)
- 茜空 (B)
- Wonderful & Beautiful (A)
- 幸せのカタチ (B+)
- 花火 (B+)
【総評】(A+)
【コメント】
「茜空」「蛍」のシングルの暗さから解き放たれたかのように、迷いから吹っ切れた様な作品。しかし、暗い作品続きだったために人気が降下。確かな復調はベスト盤までお預けになってしまう。
やはりリード曲の「翼」、シングル曲の「もっと遠くへ」が圧倒的に良く他アルバム曲もそれなりに明るい曲が多いためかなり好感触な作品。ただそれでも75分は長すぎたかな・・・。これは、リアルタイムでも思うことだろう。
花鳥風月
- Starting Over (B+)
- ロックンロール (A)
- 虹をこえて (B+)
- ありがとう (A)
- 君は太陽 (B+)
- 花になる (A)
- 恋の予感から (B+)
- 花鳥風月 (S)
- 大晦日の歌 (B)
- Tomorrow (A)
- 東京 (B+)
- 小さな幸せ (B+)
【総評】(A+)
【コメント】
今までのどのレミオロメンのアルバムよりも、このアルバムが一番暖かく、そして聞きやすいと感じた。
リード曲であり、シングルにもなっている「花鳥風月」からも本当に分かるぐらいに迷いや暗さから抜けきったと言う印象が強い。初期の頃を思い出させるようなバンド感もあったりと、アルバム全体でいうのならこのアルバムが一番好きだったりする。だからこそのここからの解散は本当に惜しい。小林武史プロデュースからも離れまさにここからだと言うときに・・・
-まとめ-
あいみょんやレミオロメンなんかは多分、この企画が無ければちゃんと聴かなかったであろう。それでも全体の所感で最後らへんの作品は好きだなぁと直感的に感じたのは当たってたんだなぁと思う。
暇があるのであればポルノグラフィティのベスト盤の簡素レビューなんかもしていきたいし、意外にこう言う企画だからこそきけるアーティストなんかもいる訳で。。。
自分で言っては何だが、このブログをやり始めて一番自分自身に恩恵を受けている企画なのかもしれない。
次回は、久しぶりの単一のアルバムレビューをしていきたいと思う。2021年の最新作アルバムのレビューだ。数少ない読者数の中でも楽しみにしている人がいるのであれば幸いだ。
では、また次回の記事で・・・