好きなジャケ写をちょっとだけ。。。
ジャケ写
今はほとんどその文化が無くなったジャケ写購入。
配信の時代というのが来ているから当たり前だが、今ジャケ写を見て購入する人は精々レコードぐらいだろう。(偏見)
今回はそんなジャケ写で好きなものを少ーーしだけ語ってみようと思う。特にそのアルバムのことは語らないがそこはご了承願いたい。それではさっそく語ろう。
流線形'80/松任谷由実
流線形というのはアメリカの流行のデザインだった一つ。当時そのアメリカではフランで流行だった「アール・デコ」というデザインの真似で特に車に顕著に表れていた。
そこでさらにレイモンド・ローウィがデザインを使いやすくするという物だけでなく、売るためのものにシフトチェンジしたことでこのようなメタリックでスピード感あふれる兎に角カーブを描いたデザインが特徴的だった。
今ジャケ写は、その未来を描いた(発売が80年代から2年前だったことも相まって)ということでこれからの音楽、デザインが進化していくということを表したジャケ写になっているのではないだろうか。
車のデザインはそのままだが、タイヤをなくし浮かせてみたりと何だかんだ特徴的ある写真になっている。
そういう未来的なものを目指しているようだが現代の私たちから見るとこのデザインは古臭く思ってしまうというのは正直な感想だ。だけど、そういうギャップがあるからこそ昔の人たちが描いた未来構造は面白いと思う。
このような観点で行くとやはり好きなジャケ写だ。デザインについてもっと語りたいが今回はこの辺で・・・
Korn/KOЯN
とりあえずこのジャケ写を一言でいうと「影の中の狂気」と言った方がいいだろう。
このジャケ写には一人の少女がブランコで遊んでいるような姿が映っている。しかし、影に注目するとなにやらもう一人いるのが分かる。
そこが一番恐ろしいところ。この少女はその影の人物がいるほうを見ているが何やら怪訝そうな表情。そして影の人物の佇まいも非常に不気味だ。
そこから一つ事件が起きそうなような・・・
KOЯNのジャケ写はこのようなものが多いのだが、やはりこのジャケ写に勝るものはない。その次の「Life is Peachy」も恐ろしいが、それはただ恐ろしいだけで終わってしまう。このような日常に潜む狂気と不気味さが合わさって不気味なジャケ写が出来るのだ。
そういう意味でジャケ写一つだけで物語が出来てしまうほどの傑作ジャケ写だといえる。
LIFE IN DOWNTOWN/槇原敬之
私が好きなアーティストから一枚セレクション。タイトル通りに下町溢れたものとなっている。
こういうジャケ写はずーっと見てしまう傾向にある。所謂情報量が多いアルバム。兎に角このアルバムを買ったときは曲を聴きながら、歌詞を見ながら、ジャケ写を眺めながらと勝手に忙しくなった記憶がある。
何より色使いが優しいのだ。こんなにわちゃわちゃしているのに疲れなく、このジャケ写に移っている人物一人一人に物語がありそうな感じ。好きだなぁ。。。
アルバムとしてはリピートは少ないけど・・・
Made In Heaven/QUEEN
フレディ・マーキュリーの死後出されたアルバム。フレディが海(湖?)を見ながら高々と拳を突き上げているのが印象的なジャケ写。
実はこのフレディは本人ではなく像。死後作られたアルバムということでこの為に作られた像である。だからこそフレディに意を込め、Made In Heavenとタイトル付けをしている。
アルバム自体も大変すばらしい出来だが、このジャケ写のデザインもかなり洗練されている。基本黒と青を基調としていてとても清涼感があり、そしてどこか哀愁がある。
そういう意味でアルバム、ジャケ写共にエピソードが込められた大変に素晴らしいアルバムだと言えよう。
まとめ
今回は4枚と本当にちょっとだけ選んで紹介した。自分のエピソードがあったりそのジャケ写事態にエピソードが込められたりなどやはりジャケ写というものは良いものだ。
皆さんの心に残っているジャケ写は何だろうか。そういうことを思わせて今回のブログは締めようと思う。
ではまた、次のブログで・・・