冬に聴くであろうアルバム5選
もうすっかり肌寒くなってきた11月。
私の家にはコタツがないため、どうまた冬を越そうかと考えている今日この頃。
自ら暖房縛りをしているため12月になったら地獄を見ると思うがまあいい。
今回はそんな冬にこそ私自身が聴きたいと思っている冬にピッタリなアルバム5枚を選ぼうと思う。
前回書いた夏のアルバムよりも大分偏っているかもしれないがご了承していただきたい。
karonsenpai0912.hatenablog.com
・槇原敬之/Dawn Over the Clover Field
このタイトルの意味は「アイルランドの夜明け」
ケルト音楽を意識し作った非常に統一感のあるアルバムで、こんなに冬にぴったりなアルバムも他にない。
先行シングル曲の「四葉のクローバー」やアルバム曲から「Season's Greeting」など冬の曲や、大体の曲調や歌詞からも冬をイメージすることができる。
このアルバムの個人的ハイライトは「Season's Greeting」。意味は欧米で使われる年末の挨拶、「クリスマスおめでとう!」みたいな感じで受け取るとわかりやすい。そんなタイトルながらも、別れてしまった恋人を思い出す主人公の描写がとても気持ちよく好きな一曲だ。
どれもサビの広がりは絶品だしラブソングも豊富に入ってある今作は、非常に冬に勧めたいアルバムだ。寒い冬の夜に聴くと癒されること間違い無いだろう。
・松任谷由実/昨晩お会いしましょう
大ヒット曲にして松任谷由実の代表曲の一つでもある「守ってあげたい」が収録されたアルバム。
同日発売且つ今作のアルバムに収録されている「夕闇をひとり」に沿って作られた今作は、とても落ち着きがあり温かさに包まれたアルバム。
ヒットシングルが入っているアルバム・・・と勘違いしそうになるが、今までのユーミンの中で飛び切りの温かさを持ったアルバム。
後に、「カンナ8号線」や「A HAPPY NEW YEAR」などの著名曲もあり、アルバムとしてもトータルで聴きやすい。
また、このアルバムの個人的ハイライトは「グループ」。温かさあるメロディーにとても切ない歌詞に心を打たれた。
歌詞からも個人的に冬をイメージすることができるため、シーズンは問わないが特に冬に聴いてほしいアルバムだ。
・やなぎなぎ/ナッテ
冬と言うと華やかなイメージやイルミネーションが絢爛に彩られているのが想像できる。
このアルバムはそんなとは少し違う少し煌びやかなところから離れたところというのが分かりやすい。
何故かと考えてみたところ、このアルバムは海、または砂の描写が良く目立つ。そんなところからもどこか離れたところをイメージしているのかもしれない。
全体として初期を意識し作っており、内省的な雰囲気が漂う。しかし、それでも内から外に向かおうとしている描写が特徴的だ。
激しめなサウンドがないため比較的落ち着きのアルバムになったし、特に「砂糖玉の月」は名曲中の名曲。
こんな歌を待っていたと本当に心から思う。
こちらもシーズンは問わない。私が今まで聞いてきた中でトップクラスの名盤だと思うし、これからも多分一生このアルバムとともに歩んでゆくんだろうなぁと思う。
・山下達郎/SEASON'S GREETINGS
「夏だ!海だ!タツローだ!」というのが一般的な山下達郎のイメージだし、同時に「クリスマス・イブ」という名曲を作り上げたまさに、夏と冬のイメージを同時に持てる歌手というのが私の認知していることだ。
そんな中産まれた今回のアルバムはもうまさしく、冬に聴いてくださいと言わんばかりの外国の冬の代表曲を集めたオーケストラ&アカペラアルバムだ。
確かにこれを聴くと、圧倒的な完成度を誇りすぎている「クリスマス・イブ(英語ver.)」が飛び抜け過ぎて何か浮いている感が凄い。
でもカーステレオとかでこういうのを流すとしては圧倒的なオススメ度を誇っているのは間違いない。
冬のコンピレーションアルバムとともにこのアルバムも添えるともっとクリスマスが楽しくなるはずだ。
・山崎まさよし/LIFE
山崎まさよしの声というのはとてもブルージーな雰囲気に合わせたとても癖のある声だ。だからこそこの声に虜になった人もいるし、逆に取っつきにくかった人もいると思う。ヒット曲は癖がそこまでなく極上のメロディーを味あわせてくれる。
このアルバムは、全盛期のようなブルージーな雰囲気なく、どちらかというとフォークソングのような温かみのあるアルバムとなっている。
1曲目の「贈り物」から温かさが身に染みる。
自身では「ポラロイド写真」や「君の名前」が特に好きだ。
「ポラロイド写真」は過去の後悔というのをテーマにし、それでも声に救われる。
「君の名前」も産まれてきた子に対しての愛情がホントに素晴らしい。
とにかく声が素晴らしい。この声の温かさがこの冬を温かさで包んでいくことだろう。
ー感想ー
正直夏よりかなりアーティストの偏りが凄いことは反省するが、やはりどれも冬に似合うアルバムばかり。
是非聞いて癒されて欲しいと願うばかりだ。そして、自分にも合う冬にピッタリのアルバムを聴いてほしいと、それも願う。