【編集版】夏に聞くであろうアルバム5選
夏が合う・・・
今回はJ-POPのアルバムの中で、私が普段よく聞く夏のアルバム5選を紹介したいと思う。勿論これ以外にも素晴らしい夏専門のアルバムがいくつもあるが、今回はこの5選にする。最後までお付き合いいただければ幸いだ。では、さっそく紹介しようと思う。
・槇原敬之/Cicada
発売した時期、タイトルを意味する「セミ」。最早これほど丁度いい夏専用のアルバムがあるだろうか?
しかし、このジャケ写から察する人はいるだろうが
「夏だぜ!みんなで騒ぎまくろうぜ!」
のようなアルバムでは一切ない。
むしろ、「日本の夏」のようなじめっとして、どこか清涼感があるようなサウンドが特徴的なアルバムだ。
そしてそのテーマと関係してあるのか、奥の奥まで練りこまれたサウンドもかなり特徴的。聞けば聞くほどこんなコード使ってたのかと驚いたり、こんな所でこんな音がと今でも驚くことばかりだ。
まさに寸分の狂いもない完ぺきな名盤。私が今まで聞いた中でトップクラスに輝いている名盤だ。
・supercell(nagi)/Today Is A Beautiful Day
このブログを執筆中に今まさに聞いているアルバム。
夏に聞きたいと思える理由はいたって簡単。夏にぴったりの曲が何曲も入っているからだ。「君の知らない物語」「うたかた花火」など夏だなぁと思える曲ばかり。
このアルバム、まだソロデビューしてはいなかったがやなぎなぎ(ここではnagi名義)が歌っていており、実質やなぎなぎのメジャーデビュー作といってもいい。
やなぎなぎの透明感ある、だけどそこから突き抜ける声は夏の暑苦しい空気を取り除いてくれるよう。
かなりポップでロックな外向けなアルバムとなっており、人気になる理由も確かに分かる。これも名盤といってもいい、夏にぴったりなアルバムだろう。
・松任谷由実/A GIRL IN SUMMER
もうタイトル通り完全な夏専用のアルバムだが、「真夏の夜の夢」ような曲ばかりだと思ったら全く違う。
テーマはジャケ写のような夏と海だが聞くと分かるがものすごい勢いで感傷に浸ってしまう。
曇天でまるで孤独さえも感じてしまうような圧倒的な切なさ。明るい曲もあるが、それでも何故か切なくなってしまうのは最初と最後の曲の「海に来て」と「時空のダンス」がそうさせてしまうからなのかもしれない。
まるで槇原敬之のCicadaを感じてしまうが、ここではあえて否定的な意見を言うが一曲一曲のインパクトはCicadaのほうが圧倒的だ。
何というか、良い曲止まりになっているといえば正直な感想になってしまう。
だが、統一感や夏の海の孤独感に浸りたいときにこれほど最適なアルバムはない。ぜひ聞いてほしい。
・山崎まさよし/ADDRESS
何故かこの作品は夏によく聴く傾向にある。
何故かは理由は自分の中でなんとなくわかる。「メヌエット」という曲だ。
TVゲーム「ロマンシング・サガ-Minstrel Song-」のテーマソングに起用されたこちらの曲だが、完璧にゲームにあっている。むしろゲーム側が合わせたのでは・・・?と思うほど。
日本人にこんな吟遊詩人がいるんだと思うほどその魅力的な声に夏のイメージがドンドンと湧き出て、そしてトドメの「8月のクリスマス」。
まさに山崎まさよしの夏を体現したアルバム。蒸し暑さや盛り上がっていこう!といったものはないが楽しさはある。
これほど夏をイメージできるアルバムは凄いと言わざるを得ない。
・indigo la End/Crying End Roll
完全に時期的にそうだったとしか言いようがない。個人的に2017年のアルバムの中での最高傑作のアルバム。
まぁ「夏夜のマジック」(しかもrimix)が入っているからギリギリ夏のアルバム・・・
と言ってしまえばそこまでだが「知らない血」や「プレイバック」を除いたら圧倒的な清涼的な空気感に圧倒。
聴いてるだけで涼しくなれるような心地よさを感じ、そしてその中にある確かな存在感。
完全に夏のお供になっており夏になったら多分、いや絶対にまたリピートすることになるだろうアルバムの一つ。
indigo la Endにハマった確かなアルバム。
ー感想ー
今回ブログを執筆し思ったことが、好きなアルバムが案外夏に多いなと思った。無理やり定義づけすれば夏のアルバムはもっとありそうではあるし、これから先も夏に聞くアルバムは増えるであろう。
それでもこの5作品を聞くことは確実だろう。私の今年の夏のお供のアルバムだ。
これは2018年に執筆した記事となっている。今年版の記事も出そうかと思ったが、ここ1年でならば、それは夏に聴きたいアルバムだ。それはまた8月あたりに出そうと思う。それではまた、別のブログで・・・