BEST SONG & ALBUM OF 2019【去年聞いた中でね】
大決算中の大決算
皆さん、あけましておめでとうございます!今年も一年このブログをよろしくお願いします!
今年の挨拶はさておき、今回も昨年に続き大容量!
私が2019年の1月1日から12月31日までに聴いてきた音楽の中でのベストソング50そして、ベストアルバム25を決めたいと思う。
今までのブログの中で特に大容量なので目次をつけて見たいところを見る形にしたいと思う。
まずはベストソング。今回ベストソングは昨年に引き続いて100!
・・・にしたかったのだが、去年の記事を見て思ったが、これってベスト100から51って誰も見てないんじゃないかということに気づいた。
ということで今回はベストソング50にしようと思う。51位から100位まではTwitterとかTwicasとかで紹介したいなと思っている。
それでは、前置きが長くなったが50位から26位までをコメントをつけて紹介していこうと思う。
それでは、どうぞ。。。
ベストソング50
50位〜26位
50位:セレモニー/キンモクセイ
- 変わらない良さってこの曲のことだね。
49位:はじめまして/平原綾香
- 壮大さの中にもあるラブソング。今の槇原敬之の歌だなぁって思える。
48位:フレア/Superfly
- やっぱ優しいSuperflyが好きだなぁ。
47位:君にルムウム/燦鳥ノム
- 可愛い歌声でとってもポップ。
46位:帰り道/OAU
- 心穏やかな気持ちになる。今気づいたけどメンバー構成的にMONKEY MAJIKっぽいなって思った。
45位:葬送の儀/神崎エルザ starring ReoNa
- Rea(s)oNのようなロッカバラード。彼女の歌声はやっぱり素晴らしい。
44位:手紙/荒川ケンタウロス
- 2000年代にいても全くおかしくない普遍性あるバンドポップにびっくり。
43位:ファーストフライト/杏沙子
- AメロBメロの不安定性から突き抜けるような真っ直ぐなサビは圧倒的気持ちよさを味わえる。
42位:PEARL/伊藤美来
- 声優版の中央フリーウェイ。
41位:Pretender/Official髭男dism
- 今年のヒット曲の代名詞。何だかんだヒット曲は別れの歌が多いんだなと実感した。
40位:ユーランゴブレット/坂本真綾
39位:通り恋/indigo la End
- THE indigo la Endのようなバラードソング。川谷の歌声が力強かったのが意外でそこが好印象にもなっている。
38位:ジェニーハイラプソディー/ジェニーハイ
- 気持ち悪いという褒め言葉が最高にあう。最大級の中毒性溢れる1曲。
- 昨年のアニメの挿入歌だが、今年ようやく公開。やなぎなぎらしい楽曲。
36位:ちっとも知らなかった/NakamuraEmi
- NHKのドラマやアニメに抜擢されてるから「シブヤノオト」とかに出てもおかしくないんだけどなぁ・・・
35位:Ca Va?/ビッケブランカ
- ビッケブランカは裏声を使うよりも素の声が一番格好良い。
34位:ぼくのうた/渋谷すばる
- 圧倒的迫力で歌われると感動せざるをえない。
33位:リボン/東京スカパラダイスオーケストラ feat.桜井和寿(Mr.children)
- 幸せそうに歌う桜井さん。スカパラの詞曲担当は本当にお疲れ様と言いたい。
32位:ミライからの光/DEEN
- 王道のDEENだったなと改めて聞いて思った。
31位:アンドロメダ/藍坊主
- MVも印象的だったし、何より藍坊主らしいストレートな楽曲が良い。
30位:かぜのさかなの歌/青葉市子
- 最大級のネタバレソングだが、ED後に聞くとより感動に迫られる。
29位:ただただ/槇原敬之
- これからもコンサートで歌ってほしいぐらいに好きな一曲。
28位:馬と鹿/米津玄師
27位:愛にできることはまだあるかい/RADWIMPS
- 制作会社は違うが、あの悲惨な事件の後に公開されからこそ、この楽曲のストレートさが伝わったのかもしれない。
26位:真夜中のメロディ/手嶋葵
- シンプル且つ素朴な手嶋葵の歌声が染み渡る。問答無用で好きな一曲。ファンだからしゃあない。
さて次は25位から11位までを少しコメントを追加して語っていこう。では、どうぞ。
25位〜11位
25位:パレードは終わりさ/the quitet room
- 結構ロックバンドの印象が強かったけど、楽しげなタイトル通りのパレード感あふれる楽曲。だけど、そういうホーン系は使っていないところがさらに好印象。
24位:新世界/BUMP OF CHICKEN
- もっとBUMPはこういうのをやってはっちゃけて欲しいなと素直に思った。やっぱりギャップがあって尚且つキャッチーで聞きやすい。
23位:Wonder Caravan!/水瀬いのり
- 個人的に言えば水瀬いのりとしての集大成ある楽曲。アニソンロックが溢れてる昨今のアニメにて今こういう楽曲が必要なのかもしれない。
- この楽曲は新しい世界観にようこそと言いたくなる。King Gnuはもうでっかいドームでこの曲を披露して盛り上げることを想定しているのだろうか。
21位:Teenager Forever/King Gnu
- こちらは今まで通りのKing Gnu。AメロBメロはサビを惹かせる為にあるのだが、個人的にはサビがAメロを惹かせておりAメロが一番好印象だった。
20位:WE DO/いきものがかり
19位:あと一ミリ足りない人生/SETA
- ある少女を主人公にした1曲。私のブログでも取り上げているので是非。
karonsenpai0912.hatenablog.com
18位:キュン/日向坂46
- 全編サビの圧倒的インパクトを放っていた。まさかイントロまでサビのように扱うとは思わなかった。果たして今年はどうなるのか、そこもまた期待出来る。
17位:映画/荒川ケンタウロス
- ロックな荒川ケンタウロスを楽しめる。アルバムとしてこの曲が核のような気がして、この曲があったからこそあのアルバムがとてもよく聞こえた。
16位:氷に閉じこめて/Superfly
- 映画「プロメア」最高だったなぁ。本当にこれは思い出補正すぎてしょうがない気持ちでいっぱいだ。だけど本当にこれだけはレンタルでもいいから見て欲しい。まだレンタルしてないと思うけど。
15位:太陽の君に/関取花
- この曲も私の記事で取り上げてます。今年の春にもう一回聞きたい曲。
karonsenpai0912.hatenablog.com
14位:Sing Out!/乃木坂46
- 正直いって勝負しすぎてちょっと外してしまった感じが否めなかった。(結局大賞がパプリカだった)。けどこの曲は滅茶苦茶好きな一曲である。
13位:トニカ/Omoinotake
- 実はこれ、年末イブに聞いて大変感動した一曲。とにかくメロもいいし演奏も凄いし、間奏に完全にやられてしまった。とにかく凄えとしか言えなかった。
12位:モッツァレラ▲トライ▼クッキング/羽子田チカ
- ピザのイメージソング。アレンジも妙で多分違うアレンジになったら本当に滅茶苦茶印象が変わっちゃうんだろうなぁ。
11位:空の青さを知る人よ/あいみょん
- こちらも記事にて紹介。10位以内に今年の曲を記事にしなかったのってある意味運命だったのか・・・?上位曲が強すぎたってことにしとこう。うん。
karonsenpai0912.hatenablog.com
それでは、いよいよ10位から1位までを発表しようと思う。
いやぁ、今年も良い曲が多かったなぁ・・・
じゃあカウントダウン!!
10位〜1位
10位:群青インフィニティ/東山奈央
アルバム「群青インフィニティ」のタイトルチューンで作詞作曲を東山奈央自身が担当している。
正直東山奈央の存在はあまり知らず、俺ガイルで早見沙織と共演したなぐらいな感じだった。そんな中、皆が皆今回の群青インフィニティの曲が素晴らしすぎると話題になっており、滅茶苦茶気になって試しにアルバムをレンタルして聴いてみた。
このタイトルチューンは東山奈央自身が作詞作曲を担当して相当気合が入っているのか、わたしはこのアルバムの中で一番気に入ったと言っても過言ではない。ていうか凄すぎた。特にサビの迫りくるメロディーはとにかく圧巻で胸にくるものがあり感動した。
そんなこと言って何だが、アルバムとしては普通に声優アルバムだなと思ったが、このタイトルチューンの為にこのアルバムをきくんだったら十分にお釣りが来るアルバムだと思うので是非聴いてみてはいかがだろうか。
今後の東山奈央の作曲に期待が持てるのにはあまりにも十分すぎる名曲だ。
9位:白色のコンバース/Karin.
アルバム「アイデンティティクライシス」に収録されたアルバム曲の一つ。
2018年から2019年にかけてブレイクした楽曲の一つ。あいみょんの「マリーゴールド」。懐かしくも新しい、そんな王道のナンバーに若者を中心にヒットしていた。この曲はそんなマリーゴールド系列の曲だ。
白色のコンバース。まぁ言っちゃえば靴を履いた恋人を思った歌である。
新しく靴を履いたその人はどこか違って見えて、並んでいても大丈夫かと私自身が思い、徐々にすれ違い、最終的に別れてしまったという何とも切ない歌詞だ。
そんなすれ違った気持ちと汚れてしまった私を靴に置き換えた歌詞がアルバム曲の一つなのだ。でも、この歌の本気さとサビに出てくる歌詞のアイデンティティがアルバムにかかっていることから、このアルバムの核となる曲だったと私は思う。
下のYouTubeの曲はサビしか流れていないが本当に凄い。声に特徴があるがそのおぼつかないような少女の声は何故だか説得力が持てるんだよなぁ・・・
8位:宿命/Official髭男dism
TV朝日「熱闘甲子園2019」のテーマソングとして起用された。
甲子園というテーマからも分かる熱い曲。"バッテリー"や"泥だらけの笑顔"、"僕らの背番号"とかなり甲子園を意識しているがそういう意味と捉えなくても伝わる歌詞をかけるのは中々に凄い。
後もう一つ甲子園ということからブラスバンドを基調とし、ダイナミックに盛り上げてバンドも若干ながら抑えめになっている。後に、吹奏楽バージョンでYouTubeに挙げられている。
サビのインパクト抜群な"届け!"はかなり迫力がありサビのメロをドンドンと盛り上げていく。
若干の逆張り気質があるのか、私はPretenderよりもこっちの方が好きだなと思えた。髭男は正直オシャレなポップスを作るよりもこういう汗水垂らしながら泥臭く歌うこっちの方がハイレベルで好きだなと私は感じた。
次回の曲はどうなるのか。今一番注目が集まっているバンドは格が違うところを見せつけて欲しいものだ。
7位:朝が来るよ/槇原敬之
アルバム「Design&Reason」のアルバム曲。その1曲目。
50歳というちょっとだけ老いた目線から語られる、槇原敬之が安定としている気づきから得られた歌。
ささやかなことから大事な意味を気づけたときに朝日が昇るという、何年前かの「開けない夜が来ることはない」のような歌なのだが、この老いた目線で語られていることが最高にたまらないと感じた。
「自分がこんな年になる日が来るなんて思わずに来た。自分はいつまでも元気で何でもできると信じ込んでた。」と歌うその内容は決して後ろめたさというものはなく、たとえ老いたとしても楽しめる自分でありたい。そういう願いが込められた歌詞である。
私自身も何年かしたら30代に入り、そのままずるずると50、60と歳をとっていくことだろう。だけど私はそんなに苦とは思わない。
私は父に憧れて父のようになりたいなと思っていた。その時父は十分歳をとっていた為、私は父のその年というものに昔からなりたいと思っていた。
寧ろ歳はドンドンととっていきたいし、歳をとった自分はどうなるんだろうと考えただけでもワクワクするのだ。そういう考えを持っていた私にとってこの歌は私はが2010年代における槇原敬之No.1ソングとして崩れないことだろう。
そんなあまりにも素晴らしい名バラード曲だった。
6位:Life is tasty!/燦鳥ノム
サントリー公式VTuberの燦鳥ノムの初めてのオリジナル楽曲。作詞作曲はボカロPでお馴染みのじんが担当をしている。
人生は美味しい!とのタイトルの直訳通り、人生の楽しさを美味しさに例えて歌っている。
VTuberとしての燦鳥ノムの歌声は可憐という声が似合う。その声で歌われるとなんか救われるなぁとなんか本当に思う。それが燦鳥ノムの歌なのだ。
そして作詞作曲のじんも今までに無いような本当に爽やかな楽曲。
SUNTORYで本当にCMで使われたらいいのになと素直に思えるそんな素敵で爽やかな楽曲である。
5位:雲雀/ASCA
アニメ「ロード・エルメロイⅡの事件簿」のEDテーマに起用された。
ASCAは所謂Lisaや藍井エイルのようなパワフル系のアニソンシンガー。まぁぶっちゃけ私はその手のアニソンロック系が苦手であり、敬遠はしていた。
そんな時、このアニメを見てこのEDを聞き衝撃を受けた。Kalafina系列の静かな曲。そしてそのメロディーがASCAの声にピタリと重なり合い見事なシンクロを見せる。
そんなまさに名曲と言える曲に私は心を打たれた。
歌詞は孤独な主人公が愛という希望を見つけようとする歌詞。その希望や孤独じゃないそのものを雲雀という春を告げる小鳥に置き換えている。
特にこの曲の素晴らしいところは何と言っても間奏の笛の音である。この音を聞くだけでどこかエキゾチックなところへと連れて行けるかのような。そんな感覚に陥る。
実際もっとASCAさんの曲をもっと知りたいと思た曲だし、これからも雲雀のような曲を歌って欲しいと心から願った、そんな名曲である。
4位:Statice/早見沙織
ゲーム「無双OROCHI3 Ultimate」の主題歌に起用された。
早見沙織の楽曲随一を誇る壮大さ。「Installation」よりも壮大でそこから伝わる早見沙織の声はもはや唯一無二の存在感を放つ。
無双シリーズという戦国を舞台にしたゲームだからこそできる、歌の中でもかなり壮大。
"長い戦い"、"世界"、"神さえも知らない物語"と本当に壮大。だけど、その歌詞ひとつひとつがこの壮大な楽曲にピタリと合うのだ。
最後の英詞「Beliefs and bonds stays in your mind like a statice」。信念と絆はスターチスのようにあなたの心にあるという和訳だが、このスターチスとは花言葉で変わらぬ心。その変わらぬ心のように信念と絆を持ち続けることこそがこの世界を生きていくことなんだと壮大ながらも歌い上げる早見沙織は、年末に現れたとんでもない曲と言えよう。
次回作のミニアルバムが多数の提供曲となっており、そこも非常に楽しみだ。今後の早見沙織の活動にますます目が離せなくなった曲である。
3位:月色ホライズン/[ALEXANDROS]
アクエリアスのCMソングとして起用された爽快感あふれるロックサウンドが特徴的な一曲。
アクエリアスという清涼飲料水のCMということで、青春を彷彿とさせる歌詞も印象的。鬱屈として偶の晴れ間の一喜一憂しか出来ない主人公が捻くれたまま旅に出るという歌詞。
"僕らにはいつまでも光と闇が待っている"、"大人にはいつまでもなりたく無いと思っていたけれど Well maybe it's so bad(そんなに悪く無いかもな) 心が巣立っていく"と最終的に踏ん切りがつくところも印象的である。
[ALEXANDROS]はワタリドリのイメージしかなく、開放的なロックサウンドだなと思いつつも余り聞けずにいた。けれどもこの曲は段違いではまり、もっと色んな[ALEXANDROS]の曲を知りたいと思った。
そういう意味で考えると、また新たな[ALEXANDROS]の風が吹いたと言っても過言では無い。そんなことを考えさせられた2019年の名曲中の名曲だ。
実質今回のTOP3はどっちが1位でも良いなとずっと思っていたのもある。
2位:ALONE/神崎エルザ starring ReoNa
アニメ「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」の登場キャラクター「神崎エルザ」としての2枚目のミニアルバム。その最初のナンバー。
サビのメロディーにヴィヴァルディの「四季-春-」が使われているのが印象的で、そのサビの陽気さと正反対な暗い歌詞が使われている。
「Life is Alone. どこまでも We're Alone」人生は孤独。どこまで行っても孤独である。そんな否定的なことを行っているのにもかかわらず、この主人公はどこか清々しさ感じる姿勢に私は参ってしまった。
前回、2018年のベストソングにて私は1位にこの神崎エルザの曲「ピルグリム」をあげた。私はこのピルグリムに救われたと言うのは少々過言ではあるかもしれないが、それぐらいに私の曲を聴く人生においてターニングポイントになったぐらいだ。
アニメも2018年に終わり、もう神崎エルザは出ないかと思っていたがまさか出てくるとは本当に思わなくて感動した。
その思いもあって、そして何より純粋な曲の良さに圧倒されて私はこの曲をTOP3の中の一つに入れた。
だけど、まだ上があるのである。それ以上に感動した名曲が。
1位:楽しもう/フレンズ
映画「今日も嫌がらせ弁当」 の主題歌に起用された。
フレンズはちょっと前からだいぶ気になってたアーティストで、その奇抜な組み合わせからは到底思えないような渋谷系ポップスと言うことも相まって気になった。
そして今年やっとの思い出聞いていく最中、この曲に出会った。
イントロから伝わる多幸感あふれるポップソング。中々うまく行かないことがたくさんある中でも、純粋に「楽しむ」心が大事!だから楽しもう!と投げかける歌。
本当に構成も完璧で、特にCメロの歌詞とメロは絶品中の絶品。
"暮れていく空には正解も間違いもないから いつも通り街を歩いて 君の住んでるの場所まで 花を咲かすよ"
自分が今までその年のベストソングを決めていた時は結構重たいバラードだったり、壮大な曲だったりとそういうのを選びがちだった。
実際そういう曲に感動してたりと、思い入れもあるためそういう系が多かったが今回のこの歌はそんなのも関係なかった。
全力投球で多幸感を演出しており、このバンドの最大の持ち味を全力で活かしたからこそこの歌が余計に響いてきたのだ。
TOP3ソングでどれを1位にしようかずっと悩んでいたが、これにして本当に良かったのかもしれない。
ということでベストソング50でした。何だかんだベストソングのトップを選んで後悔してないなぁという気持ちがある。昨年とその気持ちは変わってないなぁ。
ベストアルバム
さぁ、次はベストアルバムだ。ベストアルバムは昨年同様ベスト25で行っていこうと思う。まずは25位から6位までをコメント付きで紹介しようと思う。
それでは、どうぞ!
25位〜6位
25位:STORY TELLER/Sano Ibuki
絶対にBUMP直撃世代だったんだろうなと分かる曲調や歌詞。だけど彼の歌声や揺れない独創性は良いものである。
せめてBUMP感が抜ければもっと良いものになるのではないかと思った。もう一回ぐらいは聞きたい、そんな作品。
24位:OAU/OAU
カントリー調あふれる落ち着いたアルバム。躍動感はあれどアンプラグドバンドのようにそこは絶対崩さないことが素晴らしい。
メロディーの質も前作に比べて格段に向上しておりこのまま行く所まで是非とも行ってもらいたいものだ。
23位:Sympa/King Gnu
こういうのをオシャレと言うんだろうなと分かる作品。正直このアルバムの中で完全な好みは「Prayer X」ぐらいしか無かったのだが、それでも全体的に新感覚と言うのを味わえるとても良いアルバム。
次の作品はかなり有名曲もある為その分ポップ性も向上すると思うしそこも期待が持てる。
22位:ココベース/花澤香菜
前作のUK調からガラリと変わり、体制も変えて有名アーティストに提供するスタイルに変更。もっと前作からの路線も聞いてみたいものはあったけど、今作はかなり花澤香菜として攻めていており所謂声優アーティストらしい作品になっている。
21位:濡れゆく私小説/indigo la End
前作「PULSATE」よりかはフワフワしており、その前の「Crying End Roll」よりは落ち着いたそんな不思議な感覚が味わえるアルバム。
indigoの中でも傑作と言われている藍色ミュージックが好きな人は絶対に好きと言わせられる作品だと感じる。
20位:LOVE/菅田将暉
最初にまちがいさがしを置いていたり、あいみょんとのコラボ曲もさほど印象に残らなかったことからちょっと不安だった。が、蓋を開けてみれば菅田将暉の野心が節々に伝わる作品となっており、菅田将暉としてのアーティスト性が現れた作品になっている。
菅田将暉作曲の中にも好きな曲はチラホラあり、このままいけば星野源と同様の俳優アーティストとして一線を置けるのではないかと思う。
19位:WE DO/いきものがかり
WE DOで新たな風が・・・!と言う訳では全くなく改めていきものがかりの良さを伝えるために今まで通りの安定的なメロディを放っていた。
一番驚いたのは本間明光が編曲を担当した2曲のうち、その1曲「きみへの愛を言葉にするんだ」がストリングスを使用していないことに驚いた。アルバム曲だからかどうかは分からないが、それでも使用しなかったことは今後のいきものがかりとしても本間明光としてももっと新たな舵を切って欲しいと思った一枚であった。
18位:NEW JOURNEY/DEEN
世界各国を旅すると言う名目のアルバム。各国らしい楽曲なのだがあくまでDEENらしいイメージを貫いている。
だからか開幕の「ミライからの光」から伝わるような王道なアルバムになった。田川が脱退して、どうなるかと思ったらギターがちょっと後ろに引いたぐらいであとはそのままだったなぁ。次回以降どうなるか楽しみ。
17位:ジェニーハイストーリー/ジェニーハイ
おふざけアルバム・・・かと思ったら、意外にしっかりと川谷的(どちらかと言えばゲス極寄り)なアルバムになっている。
所々自己紹介ソングを挟みおふざけと真面目の緩急が結構バランスが良く、このまま一発屋で終わらせず、しばらくは続けて欲しいなとこのアルバムを聴いて思った。
16位:memori/Gomes The Hitman
サブスクで新譜にこの作品がきて新人バンドかと思ったら、何と約14年ぶりのアルバムとなっててかなり驚いた。
だけど14年ぶりということで今らしくも安定感あるアルバムになっており結構好印象だった。25位同様、もう一回は聞きたいなと素直に思えるアルバム。
15位:今日だけの音楽/坂本真綾
先行配信一切なしの完全コンセプトアルバム。だからかこのアルバム自体が一曲のようになっており様々な楽曲の提供人がこのアルバムの為に全力投球しているよう。
ラストのタイトルチューンも下記のショートムービーを見るとより伝わってくるんじゃないかなって思う。
14位:ログライン/夏川椎菜
パレイドの絶望的な雰囲気から何とか立ち上がろうとした最後のナンバー「ファーストプロット」までの流れが秀逸。
Trysailの中でかなりアーティスト気質なアルバムになっており、次回作の「Ep01」 も好印象。01ってことは02もあるって事なのか・・・?
13位:Lip/SEKAI NO OWARI
Eyeを絶賛している人はまぁ多いっちゃ多いけど、私はやっぱりこのアルバムが好きだなと思える。純粋に好きな曲が多くて、聞きやすい。
まぁ聞き込めるのはEyeの方だと思うので、次回はそういう混合したアルバムを期待。あと、普通にFukaseの声が大好きなので、加工なしでお願いできます・・・かねぇ・・・?
12位:aurora arc/BUMP OF CHICKEN
既出曲が圧倒的に多いが、それをアルバムの流れの良さで完全に打ち消した作品。実質の新曲が「ジャングルジム」ぐらいしか無かった。
まぁ流れも良いが、次はアルバム曲にこんな良い曲が!!的な感じを期待したい。
11位:QUIZMASTER/NICO Touche the Wall
もっと上昇気流に乗れると思っていたぐらいに演奏の完成度が高く、聞きやすい良い作品。この作品からNICOにハマったのでもっと楽しめるかと思ったらまさかの解散だとは・・・
結構昨年はそういうのが多かった気がする。
10位:PopSkip/伊藤美来
声優らしい可愛らしい歌声と演奏の凝り方の組み合わせの妙でかなりよく聞こえた。あんまり繰り返して聴いてはいないが、昨年の早見沙織の「JUNCTION」同様、ハマる人にはぶっ刺さって抜け出せないぐらいの名盤になっているだろう。
9位:Catch the Rainbow!/水瀬いのり
水瀬いのりとしてのアーティストに一区切りが着いたようなぐらいに天井まで行った形がする。このままこの方向性で行くのか。はたまた、憧れの水樹奈々のようなスタイルに展開していくのか。
まぁそのまま行ってもまだ突き進めるぐらいには勢いはあるしこのままでも良いと思うう私がいる。
8位:潜潜話/ずっと真夜中でいいのに。
去年からの鮮烈なデビューからもう1年以上経っているとは驚きである。既出曲は多いが、サビのドキャッチーさと複雑なメロディー。そしてボーカルACAねの天井知らずな歌声がやっぱりすごいなと思わさざるを得ない。
今後どのような活動をしていくのか期待である。
7位:フェルマータ/杏沙子
ガールズポップ全開で、1曲目からフルスロットル。しかも同じようポップスばかりでなく、ユーロビート調のポップなど絶対飽きさせない。
流石に最後の2連続バラードは耐え難いものがあったが、やはりこのアルバムはとても好きだし上半期は結構これを繰り返し聴いていた思い出。
6位:Traveler/Official髭男dism
2019年を象徴するアルバムになったなぁ。リード曲の「イエスタデイ」や終盤のラストソングなどメロを聴かせたり、バンドを聞かせるような最後の恋煩いや旅は道連れなどバラエティに飛んでいる。飛びすぎている。
これを今年一の名盤としている人も多いのも納得なまさに万人受けのアルバム。
さて、最後は5位から1位の発表だ。
2019年の締めくくりにふさわしい2019年の個人的名盤は何だったのか。
さっきよりも細かく見ていこう!
それではカウントダウン!!
5位〜1位
5位:ジャパニーズポップス/キンモクセイ
去年、活動を急始したキンモクセイ。私的にはこれからチマチマと曲を作っていきながら細々とやっていくのかと思っていた。
まさかアルバムを発売してくれるとは本当に思わなかった。もうそれだけでこのランキングに入ったと言っても過言ではない。
内容も本当に今まで休止してたのかてぐらいに、いつものキンモクセイ。「風の子いたいね」と「NICE BEAT」を掛け合わせた、その中間にあるアルバムとしても全く持っておかしくないアルバム。
だけど、その圧倒的普遍性を持ったアルバムがこの時代にあるだけで本当に嬉しかった。これからもキンモクセイは細く長く活動して欲しい。と思ったアルバムだった。
ハイライトは「セレモニー」と「グッバイ・マイ・ライフ」
4位:PASSION BLUE/土岐麻子
自分がCITY POPにハマったのはつい最近のことで、やはり山下達郎と竹内まりやのその2代巨頭を中心に私のCITY POPの趣味が拡大していった。
そんな中見つけたこのアルバムは全編に渡って、現代の松任谷由美と言っていい80年台前半の、AORを駆使していたあの音楽性を現代に持っていきブラッシュアップさせた。そういうアルバムである。
女性を歌ったアルバムとして、様々な歌があるがやはり一際目立つのは「美しい顔」という曲。実際にMVも制作されておりリード曲である。
整形を歌った歌であり、整形しても良いじゃない!という歌。端的に言いすぎて批判的な感情を持ったらしょうがないが、まぁ実際そういう歌だ。
だけど、そういう新たな価値観が共有できたらもっとこのアルバムはいいアルバムになると思うし、実際私は女性のことは私が異性である限りわからない。なので同性寄りの意見になること、それは当然のことだからこそこのアルバムは評価できるのではないかと思う。
まぁそういう社会的なものがなくとも十分に音楽性が素晴らしいアルバムなのでそこだけでもかなり評価が高いアルバムだ。
3位:情熱の船/荒川ケンタウロス
実に4年ぶりとなるアルバム。後にリード曲として「手紙」のMVも制作された。
サブスクにてニューリリースを漁っていたときに気になって聞いて本当に驚いた。こんなにも純粋で王道でポップでロックなアルバムを聞いて本当に感動したのだ。
適度にポップで、適度にロックで、適度にキャッチー。そのような適度さがぴったりと重なり合ったアルバムは感動という2文字以外には思いつかない。
本当に素敵なアルバム出会ったと感動した。
個人的には前半の曲に名曲がたっぷり詰め込まれており、後半はそうまででもなかったが後半も良曲が詰め込まれているため飽きないアルバムとなっている。
ベストソングには入れなかったが「Don't let me downの僕たちを」もかなりの名曲なため聞いて欲しい。
2位:Yu Are Something/さかいゆう
さかいゆう5枚目のアルバム。様々な演奏者が参加をし、ニューヨークやロサンゼルス、東京での収録とかなり豪華。
その結果演奏があまりにも凄すぎて、ファンクとかAORとかHIPHOPとかそんなのを抜きにして冗談じゃないぐらいの演奏を見せている。
その内容があまりにも圧巻で最初に聞くにしては上級者向けだ。
真夜中のイメージが強い今作はまさにアシッド系の都会向けアルバムで1曲目の「Get it together」からそのオシャレさや演奏の質の高さに驚かされる。
最後にはドンドンとポップになっていくことから最後まで気持ちの良いアルバムになっている。
1月初期から聞いていてドンドンと好きになって2019年のアルバムの中では最もリピート数の多いアルバムになった。
だが、私が1位になったアルバムは他でもない、あのアルバムだった。
1位:Design&Reason/槇原敬之
槇原敬之22枚目のアルバム。「不安の中に手を突っ込んで」以来の10曲入りのアルバムとなっている。
今年のアルバム1位は本当に悩んだ。去年が圧倒的すぎていたというのもあるが、今年は寄りどみどりでTOP3の中から1位を選ぶのを相当悩んだ。
だけど、今作を1位にしたときなぜか安心感があったのだ。あ、これを1位にして良かったなぁという安堵感があったのだ。
「朝が来るよ」から静かに幕を開けながら徐々に壮大になっていきながらも「どーもありがとう」で安心する槇原ポップソングを披露する。
もう見限った失恋ソングやライフソング。印度式以来の衝撃あふれるおふざけソングだったりとバラエティが豊かで、これいらないなぁと思った曲がないほど。
個人的に「2 Crows On The Rooftop」はかなりグッときた。同性愛的な意味合いが取れる歌だが、シンプルで落ち着きある歌で、やはり槇原の歌声に本当にグッときた。
見た目が多少変われど、そのポップセンスも変わらない。そして、打ち込みを毛利泰士に任せたことにより、年齢に合わせたような落ち着きのある打ち込みがあり所々生演奏があったり、ストリングスを任せたりと。
詞曲編共に槇原敬之が行っていることは変わりないが、その他を他の方に任せることで今までよりもグッと印象がよくなった。
2010年代の槇原敬之アルバムで一番好きなのは「Lovable People」だったがこの作品はそれと肩を同等に並べられる作品だと感じた。
2019年のアルバム1位を捧げられる作品だった。
-終わりに-
如何だっただろうか?個人的にはこのアルバムは1位にせざるを得なかった。勿論、2位にしたさかいゆうのアルバムは圧倒的なクォリティだと思ったし、荒川ケンタウロスのアルバムも王道なポップでロックな作品で好みだった。
だけど、1位に軍配をあげるとしたら私は槇原の作品だと感じた。
父親がMステにて髭男のPretenderを聞き、「J-POPは一周したね」と言ったことを思い出す。今年も「白日」「Pretender」「キュン」と様々なヒット曲が生まれ今年も去年と同じような充実した年になったと個人的には思う。
今年2020年はどのようなヒット曲が生まれるのだろうか。やはり東京オリンピックに合わせた力強い一曲なのか。それとも時代に左右されない恋愛楽曲なのか。それは誰にもわからない。
けれど、音楽の聞き方が変わっていくように私たちが今までになかったような楽曲がヒットするかもしれない。そのように思えた2019年であった。
ということで、今回の記事はここで締めさせていただく。2019年のベストソング10とベストアルバム5はどれもおすすめなので是非とも聞いていただきたい。
それでは、また別の記事で・・・