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【Mr.Children】いつものわたしの気分で【17回目】

17回目

私のブログは定期的更新はなく、比較的マイペース。「超絶簡素レビュー」はシリーズ化しているのだが、こちらもペースはマチマチ。何か一週間に一回スルッとやれるシリーズを考えようということで、始まったこの企画。

先週は大変に申し訳なかった。忙しかったことにかまけて投稿できなかったことは大変に申し訳ないと思っている。

こういうのは忙しくなると思ったらストックするのが吉だと思う。ということで今この記事はストックしているといって今回紹介する曲を。。。

 

今回の曲はこちら・・・

 

 

I/Mr.Children

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2010年に発売された「SENSE」の1曲目に収録された。この「SENSE」は発売前まで一切情報が明かされずに、発売直前になってようやくタイトルが発表された。

結果その内容はバンドにそのままキーボードが足されたテイストの作品が多くありファンが望むミスチルを提供した形。なので、これがミスチルのNo.1アルバムだというファンも少なくはない。

そんな1曲目は非常にダークテイスト溢れたロックな作品。AメロBメロとアコギ中心で続くが、胸の内を爆発させるが如くロックが炸裂する非常に印象深い曲。

前作のアルバム「HOME」が異常なまでに優しすぎたアルバムということもあり、これぞミスチルといった形。

歌詞は自分を激烈に卑下するもの。自分は欲望に貪欲になるととことんなままクズになっていく。自ら媚びを売り、わざと泣いて傷付いて気を引き、自分を責めて許しを請おうとするその姿。だけどそれでも日々が続いていく。

人間の「クズ」としての部分をありのままに描いた非常に「深海」に近い形。

そんな風に日々を送りながら最終的には新たな迷いが産まれてくる。一部歌詞を引用する。

散々 周りを振り回して
結局 何をしたいんだか自分にもさっぱり分からないんだ

引用サイト:J-rylic.net(http://j-lyric.net/artist/a001c7a/l02365d.html)

 

どんなに貪欲になったって、どんなに危機を汚い手を使って去ったとしてもやりたくない自分、なりたい自分ではない。それは妥協という言葉が一番近いかもしれない。

それを「I」という一人称で自分自身をまるでそこに鏡があるように不満をぶつけている。

言わばこの曲は「毒」である。だけど決して自分自身を批判し続けろという訳ではない。最後には櫻井さんは内省的にしかし、違う視点から見れば救ってるようにも見える歌詞がある。

自分が一番可愛い? ほら当たってるでしょう!?
でもそれを責めたり 誰ができるの?

引用サイト:J-rylic.net(http://j-lyric.net/artist/a001c7a/l02365d.html)

 

うむ、、、やはり毒々しい歌詞である。しかしミスチルはこれでないと面白くないという人もいる為、こういう歌詞がハマる人にはとことんハマる。

個人的にこのアルバムに難と感じた点があり、それはアレンジだ。小林武史がこの前の時期から強烈にキーボードとストリングスを多用するようになり、それが「SENSE」に如実に表れてしまった。だからこそメロディーはいいがアレンジは中途半端・・・みたいなものも多く見受けられる。

どうせだったらリアレンジアルバムみたいな感じで出せばまた違ったミスチルとして楽しめるかもしれない。

この時期に「SENSE」と付けたのは小林武史に警鐘を鳴らしたかったのではないか?と勝手なカンチガイともいえる解釈で今回は締めさせていただく。

では、また別の記事で・・・

 

 

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