3回目
私のブログは定期的更新はなく、比較的マイペース。「超絶簡素レビュー」はシリーズ化しているのだが、こちらもペースはマチマチ。何か一週間に一回スルッとやれるシリーズを考えようということで、始まったこの企画。
懐かしい曲から最新の曲まで何か一曲だけ語りたいと思ったときにこの企画は最高だ。前回10回までと言っていたが、こうなりゃ年末まで続けられると思う。
それでは、今回の曲はこちら。
あと一ミリ足りない人生/SETA
今回は2019年の新曲から隠れた名曲をご紹介。
私はSpotifyというサブスクリプションサービスをよく利用している。勿論新譜も買ったりレンタルなどをすることもあるが、配信ダウンロードが多くなった昨今の音楽業界にとって何かと重宝はしている。
そんな時にこの曲を聴いた。感動に打ちのめされていた。
アコースティック調の楽曲だが、後半になりアコーディオンやコンガの音が加わりエキゾチック調になっていく。
その中での彼女の歌声は歌詞の説得力を際立たせている。
サビの歌詞
騙す方じゃなくて騙される方で
よかったよかった
そう微笑みながら
もらうよりもずっと与えることができて
よかったよかったよかった
いつもそう言ってた
引用サイト:SETA 公式note(https://www.seta.blue/n/ne93408ccc549)
何か人間の真理のようなものを突いている気がしてならない。この歌詞は優しと愚かさを測れなく、そして大人になったとしてもあと一ミリ足りない人生を思い知らされる少女を描いた歌。
私たちは何かに関しても完全な黒と白を求めてしまう。しかし、それで良いのだろうかと偶に思うときが私にはある。
この歌詞にこんな一文がある。
毒だらけの世界は悲しいけど
愛だらけの世界も疎ましい
引用サイト:SETA 公式note(https://www.seta.blue/n/ne93408ccc549)
このいたって普通な彼女を主人公にしているからこそ、私たちが今住んでいる世界を表していると思うし、そしてこの秩序と混沌に溢れた世界を私は愛おしいと感じる。
私的な意見であったため、このように思わない人もいるのは承知で書いた。まぁ秩序の割合が多い方に越したことはないという結論を述べて今回のブログは終了する。
ということで、また次のブログで・・・