2010年代のアルバムランキング
今回は2013年から2010年までの個人的に好きなアルバムを紹介する。
2014年から2017年までのランキングはここから見てほしい。
karonsenpai0912.hatenablog.com
あくまでも個人的主観が入っているのでそこはご了承を。
2013年
5位:Stranger/星野源
星野源3枚目のアルバム。
いよいよポップ路線にも手を出したと強く分かる本作は、特にポップな曲が素晴らしい。
最初の3曲の怒涛の勢いは圧倒的。次作の「YELLOW DANCER」に通ずるものがあるが、後半のバラードの連発は少し退屈だった。
「フィルム」も個人的に大好きな曲だったこともあって、そこからのアコースティックバラードの連発に少し耐え難いものがあった。
それでも「ある車掌」は芯が通っているとは思う。
もう少し、テンポを速くしても良かった曲があったのも事実だからこそ、星野源は多分この時期に、アコースティック路線か、ポップ路線かの路頭に立ち止まっていた頃だと思う。そしてその中で、くも膜下出血により命の危機に扮し、奇跡で復活したからこそポップの道を究めることを決意したのだろう。
4位:POP CLASSICO/松任谷由実
松任谷由実、37枚目のアルバム。
昨年、ベストアルバム「日本の恋とユーミンと。」が大ヒットを記録して再評価の流れが来て、前2作の売り上げを更新した作品。
自身のルーツ(CLASSICO)と未来(POP)との融合を掲げ、力作を感じる本作。
前作「Road Show」の方が個人的には好きな作品だが、今作も負けていない。
最初のナンバー「Babies are popstars」の圧倒的キャッチーさとポップさでやはりユーミンのポップナンバーは最高だと思わせるのもやはり凄い。
限定回帰ということで新しさやヒット性を持った曲はなかったが、暫くこの路線を続けても全く飽きないと感じさせるユーミンは素晴らしいと思った一作だ。
3位:踊れないなら、ゲスになってしまえよ/ゲスの極み乙女。
ゲスの極み乙女。2作目のミニアルバム。
今作は圧倒的なキラーチューンを誇っている「キラーボール」から勢いよく29分の流れを突っ切っていく。
「ハツミ」でミディアムな流れになりつつも、「ホワイトワルツ」で勢いを取り戻し終わるという構成。
アルバムとして流れはどうだったんだろうと思いつつも一曲一曲の個性はゲスの極み乙女。の中では圧倒的だ。
初期の作品だからこそのぶっ飛んでいる曲もあったりして、そこがまた良い。「キラーボール」が気に入ったら今作のアルバムを聴いたら気に入ることだろう。
2位:エウアル/やなぎなぎ
やなぎなぎ、ソロとしての初のアルバム。
ソロとしては初のアルバムだが、経験は豊富であり、2006年から活動しており、ガゼル名義でニコニコ動画に投稿し、一躍その声で話題になるも2008年3月にニコニコの歌い手から脱退を表明し、後に伝説の歌姫として語り継がれていく。
そして、supercell でゲストボーカルを行い、2012年に要約ソロメジャーデビューを果たし、今作のアルバムに至る。
その経験豊富さ、圧倒的歌唱力、様々な作曲者達により完成したアルバムはどこか落ち着きと内省的なものになっている。
最初と最後のナンバーである「本当」と「嘘」で作詞作曲編曲まで務めており、自身の音楽のルーツにもなっているエレクトロニカを前面に押し出している。
多少バンド感はありつつも、エレクトロニカな曲があり彼女の声にぴったりと型が合い、寄り添うような形にもなっている。
決して歌モノではないし、途中の余りにもバンドしすぎている曲はこのアルバムには似合わないと思っていたが、そうでなくとも「ビードロ模様」は列記とした名曲だし、個々の曲は全部輝いて見える。
やなぎなぎの作品を聴きたい時に必須のアルバムだ。
1位:小さな生き物/スピッツ
スピッツ14枚目のアルバム。
今作において、スピッツに劇的な変化が!ということはなく、今まで以上によりスピッツらしさを極めたアルバム。
しかし、今作は草野正宗が言った一言が音楽界において劇的な変化を産んだ。
とある雑誌のインタビューにおいて「ここ近年において、バンドにストリングスが凄く多くなったからここで距離を置くべきだと思った」とコメントをしている。
これには大変感動した。事実、今作のアルバムにも次回作のアルバムにもストリングスは導入していない。
「ストリングス=バンドサウンドの一部」であるということを否定し、そのバンドサウンドでもJ-POPと呼べるというのを格段に示した本作は非常に感動的だ。
確かに、今まで聞いた人だったら本作は安定の一作、高値安定、と呼べるが私自身はこの作品を最高傑作と言っても良いんじゃないかと思えるぐらい大好きな作品だ。
最初の「未来コオロギ」、先行シングル「さらさら」など王道且つ強みのある曲は個人的にツボ。
私自身スピッツのイメージがこのような曲達であったために、地味ながらもさらっと聞け、耳に残る本作は何度も聞きたくなる一作だ。
2012年
5位:[(am imitation) blood orange]/Mr.Children
Mr.Children15枚目のオリジナルアルバム。
最早内容は物凄く悪く言ってしまうと小林武史と櫻井和寿、other...といった形で最早バンドの原型があるのかないのか分からなくなった一作。
しかし、歌モノとしては今まで以上に聴きやすい一作となっている。
通称「エソラ越え」を目指した40代のオジサンメンバーが演奏したり歌っているとは思えないキラキラカラフルポップナンバー「Marshmallow day」やバラードナンバー「常套句」と充実そのもの。
アレンジが過剰な限りを尽くした感は否めないがメロディーセンスは全く衰えていないことに驚いた。
Mr.Childrenの中では聴きやすい一作に入るため、たまに聴きたくなってしまう。
4位:photogenic/Salyu
Salyu4枚目のアルバム。
今作から再び小林武史プロデュースに戻った。
内容は以前にも増してポップスの極み。近年の小林武史のポップス、ここにありというのが第一印象だった。
キーボードをフルに使っているが、基本的にバンドサウンドが主。しかし、まだストリングス病に抜け出せなかったのか、その時々にストリングスが多々使われている。そこに違和感はないというのは小林武史の手腕なのか、まだ救いなのかもしれない。
櫻井和寿が提供した「青空」など名曲もあるが、ここまでポップに振り切りすぎると折角のSalyuの歌声がただ高音域がでる歌の上手い歌手になってしまったことだけがが懸念点だった。
このように不満はあるが内容としては圧倒的満足感を得られた。ここでしか出せないSalyuの歌声ということで納得もいくし。
3位:Dawn Over the Clover Field/槇原敬之
槇原敬之19枚目のアルバム。
今作は前と後を比べても派手な曲は余りない。だが、今まで通り物凄く安定した槇原スタイルを楽しむことができる。
今作で違うことは「陰」から始まるということだ。今作の最初の曲である「Theme song」は説教とかそんなのを抜きにして、かなりダークな雰囲気に包まれて始まるため、このアルバムは夜をイメージすることができる。
今作のアルバムは「アイルランドの夜明け」と槇原自身が打ち明けているため、今作はアイルランド民謡でよく使われるケルト音楽を今作は使っている。
今作のシングル曲「四つ葉のクローバー」はそれを使った名曲だ。
曲の印象自体は薄いが、どれもサビの広がりは絶品だしラブソングも豊富に入っているため、久し振りに槇原の歌を聞いてみたいなぁと思ったときに丁度良いアルバムだ。是非寒い冬の日にこのアルバムを聴くと癒されるだろう。
2位:光の通り道/熊木杏里
熊木杏里、7枚目のアルバム。
移籍を2回繰り返し、巡り合わせが功を奏したか、本作はメインのプロデュースを武部聡志に任しており、物凄く丁寧なバンドアレンジをしており、そこが好印象。
今作は特に何かを伝える説得力を持った歌詞を多く持ち、そして前向きに伝える「シグナル」は文句なしの名曲。
全体としてもミディアムかつ、アコースティック路線はありつつもそこがバンドアレンジに物凄く相性が良い。
歌詞も響くものが多く、ちょっと人生が嫌になった人、躓いた人にとってこれ以上ない最高のアルバム。
熊木杏里の最高傑作はこれか「群青の日々」で迷うが、やはり今作だろう。
1位:SCRAMBLE/ASKA
ASKA7枚目のアルバム。今作実に前作から7年ぶりのオリジナルアルバムである。
この時期、曲が出来ず悩み、セルフカバーやカバーアルバムで繋ぐも、うつ病と診断され、アルバムツアーも出来ないという状況から逆に奮起を起こし制作されたアルバム。
そのため、今まで以上に明るく、希望や光があり、ASKAの中で最高傑作とまで言わしめる作品となった。
今作は実にASKAらしい。ポップな曲、美メロ、ロックな曲もありと集大成をも思わせるアルバム。一曲一曲の個性も最高に強く、「いろんな人が歌ってきたように」何かは特に個人的に思い入れが強い。
相当な苦しい状況の中、年齢に合わせてみた観点もあり、絶対に克服してやるという精神力は人一倍強かったが、やはり辛かったのが後に分かってしまった。
近年ASKAの最高傑作は「Too many people」だと思っていたが、今作を改めて聴き直して、やっぱり今作が最高傑作だったんだなと自分の中でそう思った。
2011年
5位:Today Is A Beautiful Day/supercell
supercell、2枚目のオリジナルアルバム。
今作はゲストボーカルとしてやなぎなぎを採用しており、nagi名義で歌っている。
バンドサウンドを前面に強く押した今作はギターの音とやなぎなぎの声が見事に合わさっている。
やはり2曲目の「君の知らない物語」が余りにも強すぎる。TVアニメ「化物語」のテーマソングとして起用された今作を中心にかなりロックバンドを鳴り響かせたりしており、そこが今回の面白いポイントだ。
やなぎなぎを聞いて本作を聞いたら「復讐」からの声にかなりビックリするが多少の違和感なく楽しめるはずだ。
supercellの音楽はこのアルバムしか聞いたことがないが、全盛期かつ楽曲性の強さが滲み出ている一作だと思う。
夏にぴったりの名盤だ。
4位:Road Show/松任谷由実
松任谷由実36枚目のアルバム。
今作はタイトル通り一曲一曲が映画のテーマソングのようなものを醸し出しており、そのためバンドテイストの曲が非常に多く出ている。トータルで見てかなり完成度の高い本作は、「年齢」というものを意識している。
特に最後の曲「ダンスのように抱き寄せたい」は、この時期ユーミンが還暦を迎えるとあって、「老い」を意識しており、実に深みのある名曲。
個人的に言えば、レイトン教授のファンであったため、「レイトン教授と奇跡の仮面」のエンディングテーマに採用された「Mysterious Flower」は久し振りにユーミンを聞いた曲であったため、思い入れが特に深い。
正直この一曲があったからこそこの順位まで来ているのは否めないが、そうであっても今まで以上に安定のユーミンらしさは保てている一作。
3位:Ray Of Hope/山下達郎
山下達郎13枚目のアルバム。
アルバムとして一つの統一感がある今作は完成度が圧倒的だ。
全体として非常に派手な曲は無く心の赴くままに作成した山下達郎の意志が伝わってくる。そのため、「ずっと一緒さ」「愛してるっていえなくて」などほぼ似ている曲があるがどちらも確かな名曲である。
今作のアルバムのタイトル「Ray Of Hope」は元々「Woo Hoo」というタイトルで制作され、事情により延期になったがそこで東日本大震災が起こったためタイトルを変更し、大震災前に制作された「希望という名の光」に沿い地に足をついた風格を持った曲が多い。
特に「僕らの夏の夢」は何処かに連れて行ってしまうかというぐらいにノスタルジーな気分に浸れる大名曲。
前述したとおり派手な曲がないがもう少しスッと突き抜けるアップテンポな曲が1曲あればと内心思ったがそれが無くとも山下達郎の中で傑作なのは間違いない。
2位:MUSIC MAN/桑田圭祐
全17曲とかなりボリューミーなアルバム。2007年ごろに作られた作品がないため、サザン休止後に、ソロ活動として出されたシングルを先行シングルとして行っている。
食道がんが発覚し、手術を余儀なくされ延期された本作は桑田圭祐の中で最高傑作と言っても良い圧巻の出来である。
前述したとおり全17曲だが、70分に届いておらず、次作の「がらくた」も曲数も時間も短いのだがそっちの方が長く感じてしまうという桑田マジック。
とにかくバラエティ豊かで1曲1曲の個性も際立っている。
桑田のソロは90年代は本当にソロでやっているというのを意識した作品が多かったが、この年代からは何でもありな雰囲気を醸し出しているがそれでも「サザン」ではなく「桑田圭祐」ということを知らしめている。
正直なところ2000年代後半では「明日晴れるかな」「本当は怖い愛とロマンス」ぐらいしか好きな作品が無かったのだが、このアルバムには初聞きで名作と感じた。
ボリューミーだが、ヘビーな作品でもない。この奇跡なバランスが名盤と呼べる由来だとわかる一作だ。
1位:コクリコ坂から歌集/手島葵
ジブリアニメーション映画「コクリコ坂から」の歌を集めたアルバム。
挿入歌やテーマ曲のほかに、映画で使われていた曲に歌詞をつけて収録している。
宮崎吾朗の監督作品ということで初めは少し期待していなかったが、見ると案外すっと映画に溶け込める良い映画だった。
前作の「ゲド戦記」でも同じく今回も手島葵を採用している。
「テルーの唄」で有名になった彼女。今作の映画が気に入ったため今回の歌集を購入した。
手嶌葵の声はとてもか細いハスキーボイス。繊細で、だけど芯が通っている。今作のアルバムを聴き、私は彼女の声に惚れていった。
アルバムとしての完成度も凄まじい。こういう声の持ち主は大抵アルバム全体がバラードになりがちなのだが、ポップな作品もあり、無理にバラードにせずミディアムバラードにする作品もあり、全体として見てもバラードはそこまでなく、そのバラードも確かな名曲揃い。これは素晴らしい。
飽きが全く来ず、最初と最後で少し違うアレンジが聴ける「さよならの夏」を聴くことで最初と最後をキッチリと締めていく。
2011年のアルバムの中で群を抜いてトップの作品且つ、今まで聞いた中でも5本指に入るぐらい思い入れが深い。彼女の声が好きなのならば今作を聴かない以外ないと強く言おう。
2010年
5位:SENSE/Mr.Children
Mr.Children14枚目のオリジナルアルバム。
今作は一切のCDリリースがなくコンサートやCMで披露された「365日」、配信シングルの「fanfare」しか存在していない。
また、発売直前まで収録曲が何かまで明かされなかった。そのためか、今作でオリジナルアルバムのミリオンの連続更新が止まってしまった。
基本的にファンが望むミスチルらしさをそのまま提示したような形となっているのが特徴的。全体として、ミスチルのバンドサウンドにキーボードがそのまま足されたテイストが多い。
「擬態」や「fanfare」、「365日」は1発で聞いても分かりやすい位のメロディーなのだが、如何せん他がパッとしなかった。
「Prelude」も非常に耳に残ったのだが、やはりアレンジに少しだけ難ありか、少し中途半端に感じてしまった。
それでも王道のミスチルを体感できるアルバムとしてオススメのアルバムなのは間違いない。
4位:12/ASKA
ASKAのセルフカバー作品。
セルフカバーをランキングに入れるかどうか迷ったが、平井堅のシングルコレクションを入れてるためまぁ良いだろう。
基本的にCHAGE&ASKAの曲の著名な楽曲を幾つも知っている人なら今作のアルバムはスッと入れるはずだ。
特に1曲目の「LOVE SONG」は名アレンジ。今自分が歌うとしたらこのようなアレンジになると、まったりとしたアレンジからバンドサウンドのアレンジになっている。たまらなく最高だ。
その他にも「はじまりはいつも雨」だったりとまるでベストアルバムのように楽しむことができる。ASKAの声とアレンジに是非とも耳を傾けたい1作だ。
3位:カンチガイもハナハダしい私の人生/KAN
KAN13枚目のアルバム。
9曲と異様に少ないと感じる人がいるかもしれないが内容は圧倒的な充実感に包まれている。
1曲目から100%中田ヤスタカをイメージして作ったテクノポップな音楽やビックバンド風のジャズアレンジ、爽やかポップスなど9曲とは思えないバラエティある楽曲達が非常に魅力的だ。
特にラスト2曲が余りにも素晴らしすぎる。
「よければ一緒に」は偶然耳にしてドハマりした曲。この曲を聞かなかったら私はKANの曲をたくさん聞かなかっただろうと絶対に思えてしまう。
「予定どおりに偶然に」はASKAとの共作。ASKAらしさ溢れる力強い楽曲性とKANらしさ溢れる優しい楽曲性が見事にマッチした名曲中の名曲だ。
今作はこの2曲の為に聞いたとしても全く損はさせない1作となっている。
よければ本作を、そのほうが楽しいですよ。
2位:放課後ティータイムⅡ/放課後ティータイム
アニメ「けいおん!」の劇中バンドの劇中歌を集めたアルバム。
けいおん!はアニメをチラッと見た程度だったのでOP曲が滅茶苦茶爽快なロックな曲だなぁと思い、偶然目にしたとき懐かしさとともに聴くと驚いた。
とにかくストレートなバンドサウンド、キャッチーなメロディーでに対してそこら辺のファンシー系歌詞よりよっぽどファンシーな歌詞を展開していく。
勿論最初は絶対に戸惑うことは間違いない。「ごはんはおかず」のぶっ飛んだ歌詞に正直笑いが止まらなかった。だが、サウンドがとにかく気持ちいい。ガールズバンドというのは本来こういうことを指すのかもしれないと思った1作だ。
むしろハマってしまえば、ファンシーな歌詞に虜になってしまう。
ガールズポップとかそういうのが大好きな人ほどこれは本当にオススメできる。
特に劇中歌で流れた「天使にふれたよ!」は名曲中の名曲。聴くだけで涙腺が緩んでしまう。
劇中歌ということでOP、ED曲は入っていないが、是非問わずにとりあえずは聞いてほしい名盤だ。
1位:MAIDEN VOYAGE/Salyu
Salyu3枚目のアルバム。今作はSalyuがセルフプロデュースをしており、小林武史はコ・プロデュースになっている。
Salyuを最初に聴いたのは「レイトン教授と悪魔の箱」の主題歌「iris~しあわせの箱~」である。
何て芯の通った声なんだ!と思いこの曲が入っているアルバムを購入。
アルバムとして基本的に前半に小林武史の楽曲を、後半に様々な作家陣が取り入れている形となっている。
そこが今作のミソになっており、後半の「Salyuらしさから一歩出てみたけれど、それでも私はSalyuである」というのを強く示しており、今作のSalyuプロデュースは完全に成功だったと思える。
改めて聴き直し、小林武史がストリングスを使っているのは最早違和感がなかったが、ほかの作家陣もストリングスをふんだんに使っているのは驚いた。だが、それでも彼女の声はそのストリングスに覆われることなく突き抜けるような真っ直ぐな声に改めて惚れ直し、そして勿論一曲一曲の完成度も高い。
特に、「新しいYES」は小林武史楽曲の中でもトップクラスの楽曲だ。Salyuの声も頂点までに達している。
思い入れの深さから今回1位にしたが、多分思い入れ関係なしにレベルの高い1作であることは間違いない。
【まとめ】
自分の中ではっきりしたことがあったが、それはアルバムの充実さ完成度問わず、一番気にかけているのは「声」であるということだ。
好きな歌手の声をあげるとなるとTOP5は固まっており、
となっており、後はランキングが上下するぐらいだ。多分本当に奇跡の声に巡り合わない限り、私はこの5本指を変えるつもりは一切ない。
2018年まだこのブログの執筆中は2018年の10月なのだが、正直ここまで様々なことがあると気が滅入る。平成最後の年ということもあって色んなことが起こったが多分自分の中でもかなり人生が変わる出来事が待っている。
閑話休題として、語ったがこのブログの内容はどうだっただろうか?
正直、勝手にランキング以上に疲れたものがあったのは事実だし、間違えないように調べものをしたりと苦労しすぎた。
もうちょっと軽いものをやりたいと思ったし、多分しばらくはそうしていくということを伝えて今回のブログは締めたいと思う。
ご拝読、誠にありがとうございます。